【寄り付き概況】
16日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比403円86銭高の2万7269円05銭。
日経平均は前日までの2営業日で830円あまりの下落をみせていたが、きょうはリスクオフの巻き戻しでフシ目の2万7000円台を一気に回復して始まった。
前日の米国株市場では、ウクライナ情勢の緊張緩和を背景にNYダウが4日ぶりに400ドルを超える急反発をみせたほか、ハイテク株全般への買い戻しが目立つなかでナスダック総合株価指数も大きく切り返し、350ポイント近い上昇をみせた。これを受けて東京株式市場でも投資家のセンチメントが改善し、主力株をはじめ幅広くリバウンド局面に移行している。
バイデン米大統領は15日のホワイトハウスでの演説で軍部隊を一部撤収させたとのロシア側の説明について「確認していない」と述べるなど、ウクライナ情勢はなおも緊迫が続く。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
個別では、東エレク、ファストリ、アドテスト、信越化が高い。一方、スズキが安い。ニューヨーク原油先物相場の下落でINPEX、出光興産なども売られている。
