40円高、買戻しや押し目買いが先行

【寄り付き概況】

14日の日経平均株価は、前日末比40円61銭高の2万1851円13銭と反発してスタート。きのう13日に大幅反落しただけに、買戻しや押し目買いが先行したようだ。
 
前日の米国株市場ではエネルギー関連株やボーイングの下げなどが足を引っ張り3日続落、これを受けて東京市場でもリスク回避ムードが引き続き漂っている。
原油市況の下落基調が続いており、これが投資家心理を冷やしている。
 
ただ、日経平均は前日に450円強の下げをみせており、目先は突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いも入りやすい状況で、寄り付きは買いが先行した。外国為替市場でも円高に振れておらす、全体相場には中立要因。また、中国景気の減速懸念がくすぶるなか、前場取引時間中に発表される中国10月の小売売上高の結果などが注目されるほか、中国株をはじめアジア株の動向にも関心が高い。
 
取引開始前に内閣府が発表した7-9月GDP(国内総生産)速報値は、実質で前期比0.3%減となり市場予想平均と一致。年率換算では同1.2%減で市場予想平均の同1.0%減を下回った。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、17業種が高く、値上がり上位に倉庫、空運、銀行、金属製品、輸送用機器など。
 
 
個別では、三菱UFJ、三井住友がしっかり。ソフトバンクG、リクルートHD、村田製が買われている。ソニー、トヨタは小幅高。アステラス薬、塩野義、SUMCOが値を上げている。
 
半面、任天堂が弱含み。武田は軟調。三井物が売られている。ファーストリテは小幅安となっている。
 
225先物はアムロ・モルスタ・三菱・大和・メリル・GMOが買い越し。
SBI・JP・クレディ・野村・シティ・HSBCが売り越し。
TOPIX先物は大和・ソジェン・メリル・パリバ・モルスタが買い越し。
日興・GS・みずほ・バークレイズ・シティが売り越し。
 
テクニカル的には、新日本科学(2395)、ブレインP(3655)、デジハ(3676)、メディアドゥ(3678)、IBJ(6071)、ダイフク(6383)が動兆。

 

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