4日続落、コロナ感染受けた米株安

【寄り付き概況】

 
24日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比230円37銭安の2万8765円55銭。
 
欧州などで新型コロナウイルスの変異ウイルスの感染拡大が広がっている。景気回復の遅れに警戒感が広がるなか、23日の米株安で投資家心理が下向き、東京株式市場でもこの流れを引き継ぎ、景気敏感株中心に売りに押される展開。原油市況の急落も投資家のセンチメントの低下につながっている。一時、下げ幅は300円を超えた。
取引時間中は中国や香港などアジア株市場や米株価指数先物の動きを横目に神経質な地合いが予想される。
 
ドイツは4月上旬の復活祭期間中に一段と厳格な都市封鎖(ロックダウン)を実施することを決めたほか、フランスでも再び都市封鎖が始まっている。世界的に変異ウイルスの感染拡大への警戒感が強まっており、空運や鉄鋼、海運など景気敏感株に売りが出ている。原油先物相場の下落で石油石炭製品も安い。
 
23日の米株式市場ではナスダック総合株価指数も1%超下げた。国内市場で東エレクやレーザーテクなど一部の半導体関連銘柄は上昇しているものの、下げているハイテク銘柄も目立つ。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続落。
 
個別では、ANAHDや商船三井、郵船、川崎汽など空運、海運が安い。Jフロントや三越伊勢丹も軟調だ。ソフトバンクG、ファストリ、トヨタ、信越化、富士フイルム、資生堂も下げている。

 
一方、東エレク、アドバンテス、オムロン、ニコン、AGC、スクリンが高い。楽天やディーエヌエなどサービス業の一角が堅調に推移している。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次