4日ぶり小反発、米株上昇を好感

【寄り付き概況】

9日の日経平均株価はもみ合いで始まった。始値は前日比5円62銭高の2万8748円87銭。
 
前日のNYダウが続伸したものの、ナスダック総合指数は反落と明暗を分ける展開となった。新型コロナワクチンの普及が加速していることや、米上院が1.9兆ドル規模の追加経済対策を可決したことで景気回復期待が高まり、NYダウは一時最高値圏に浮上するなど上値指向が強い。
一方でハイテクセクター中心にグロース株が売られる展開が続いており、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も5.4%安と急落している。東京市場でもこの流れを引き継ぐ形で、バリュー株の多い景気敏感セクターが物色される一方、半導体関連などのグロース株は売り圧力が拭えない地合いが想定され、日経平均の上値は重そうだ。
 
個別では、トヨタ、日立、デンソーが高く、テルモ、DOWA、大成建は堅調となっている。半面、東エレク、TDK、ファーストリテが安い。

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