391円高と大幅反発、欧米株高と円安が追い風

【寄り付き概況】

18日午前の日経平均株価は、前営業日比391円94銭高の2万7167円73銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、22.44ポイント高の1902.00で始まった。

前日は欧米株が全面高に買われ、米国株市場ではナスダック総合株価指数の上昇が際立っており、東京株式市場でもハイテク系グロース(成長)株への買い戻しが全体指数を押し上げる格好となっている。上げ幅は一時400円を超えた。

米大手銀行のバンク・オブ・アメリカが発表した2022年7~9月期決算で1株利益などが市場予想を上回り、主要企業の業績警戒が後退した。

東京株式市場でも幅広い銘柄に買いが入っている。業種別東証株価指数(TOPIX)では精密機器、電気機器、機械などが高い。

17日のニューヨーク外国為替市場で円相場が一時1ドル=149円台と1990年8月以来、32年ぶりの円安水準となった。18日早朝の東京外為市場でも149円台を付けた。輸出企業の採算を改善するとの見方は株式市場で支えとなっている。

取引時間中は米株価指数先物やアジア株市場の動向に左右されるケースも考えられるが、空売りの買い戻しを交え上値指向は変わらず、日経平均は2万7000円台を終値で回復する公算が大きいだろう。

個別では、ファストリやリクルート、ダイキンが高い。エムスリー、ヤマハ、オリンパス、HOYAも上昇。半面、商船三井やINPEXは安い。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次