【寄り付き概況】
2日寄付きの日経平均株価は、前営業日比384円49銭安の2万1339円98銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、28.74ポイント安の1711.46で始まった。
トランプ米大統領の鉄鋼・アルミ輸入規制方針の表明を受けて前日の米国株が大幅安となった流れを引き継ぎ、寄り付きから全面安となっている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに大幅続落。
前日のNYダウが一地580ドルを超える下げをみせるなど波乱展開となり、これを受けて東京株式市場でも主力株をはじめ広範囲にリスク回避の売りが広がった。
米中間の貿易摩擦による世界景気への悪影響を懸念するムードが株式市場を覆っている。日経平均は大きく下値を模索する展開を余儀なくされ、2万1000円台前半まで水準を切り下げている。
寄り付き時点で業種別では33業種全面安商状で、特に値下がりで目立つのは金属製品、保険、不動産、鉄鋼、化学、機械など。
個別では、トヨタ、ソニーが売られ、ファナック、東エレク、コマツは安い。ブリヂストン、住友鉱、JFEが値を下げ、東邦鉛、ファーストリテが大きく下落し、任天堂、ソフトバンクG、三菱UFJ、東京海上は軟調展開となっている。
JTが弱含み、花王はさえない。
半面、日ペインHDが値を上げ、巴工業は大幅高。松屋、クスリのアオキは強含み。東和銀はしっかりしている。
