2日午前の日経平均株価は続伸し、前日比38円22銭高の2万2458円30銭で終えた。
東京株式市場は、買い優勢で始まったが、その後利益確定売りが出て日経平均はマイナス圏に沈んだ。
1日に2018年3月期の業績見通しを引き上げたホンダなど好業績銘柄に買いが入った。朝方は一時、取引時間中としては1996年7月1日以来ほぼ21年4カ月ぶりに2万2500円を上回った。午前の取引終盤にトヨタが約10カ月ぶりに年初来高値を更新すると投資家心理がやや明るくなった。
ただ、3連休前にあたることや前日の大幅高を背景に利益確定売りが出て、下げに転じる場面もあった。業種別では鉱業や非鉄金属が高い。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆5578億円、売買高は8億7826万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は770と、全体の4割弱にとどまった。値下がりは1164、変わらずは98だった。
午前の東証の立会外取引は1196億円と膨らんでいる。ファンドによる月初の銘柄入れ替えの影響ではないかと話しがあった。
個別では、ソニーが商いを伴い続伸、ホンダが買われ、住友鉱、オリックスが上昇。JFEや国際石開帝石、大和が買われた。三井物や東レが高い。富士急行が急騰、石原産業、BEENOSも値を飛ばした。レーザーテック、大陽日酸なども大きく上昇した。
一方、任天堂が軟調、ソフトバンクグループ冴えない。パナソニックや富士通、日立が下げた。大塚HDや第一三共、塩野義が安い。日本ハムが急落したほか、ヤマハ、安永も大幅安となった。
東証2部株価指数は前日比14.89ポイント安の6963.94ポイントと反落した。
値上がり銘柄数は194、値下がり銘柄数は250となった。
個別では、Casa、アルデプロが年初来安値を更新。日本パワーファスニング、NCS&A、エヌ・デーソフトウェア、カワセコンピュータサプライ、児玉化学工業が売られた。
一方、セメダインが一時ストップ高と値を飛ばした。森組、サンテック、エイジア、日本和装ホールディングスなど27銘柄は年初来高値を更新。三光合成、サイボー、杉村倉庫、ファステップスが買われた。
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