【寄り付き概況】
25日の日経平均株価は、前週末比359円93銭安の2万1267円41銭と大幅に反落してスタート。
発表された欧米の経済指標が事前の市場コンセンサスを下回り、米国では長短金利の逆転となる逆イールドが発生、これを嫌気する形でNYダウが460ドル安、ナスダック総合指数も200ポイント近い下げをみせるなど波乱展開となった。
これを受けて東京株式市場でも主力株をはじめ広範囲に売りが優勢となっている。
外国為替市場でも1ドル=110円を割り込むなど大きく円高に振れており、これも全般売りを助長する状況となっている。
日経平均株価が大幅に下押すことは回避しにくい環境だが、26日に権利取り最終売買日を控え、下値に大きく突っ込んだところでは駆け込みの配当や株主優待を狙った押し目買いも想定される。
寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がりで目立つのは鉱業、石油、非鉄、証券、繊維など
個別では、トヨタ、ホンダの自動車株や、コマツ、ファナック、キーエンスが売られている。東エレク、信越化の下げがきつく、SUMCO、ソニーは売り気配でスタートした。ソフトバンクGが反落し、ファーストリテは続落している。三井住友、三菱UFJが値を下げ、JAL、ANAが軟調で、任天堂、楽天、JR西日本も下落。
一方、ニトリHDは続伸し、九州電は強含み。大王紙はしっかり。
225先物は、シティ・アムロ・クレディ・バークレイズが買い越し。
ソジェン・メリル・GS・JP・ドイツ・日興が売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・メリル・GS・UBS・クレディ・アムロが買い越し。
JP・ソジェン・パリバ・野村・大和が売り越し。
テクニカル的には、鹿島(1812)、昭和産(2004)、Vコマース(2491)、アサヒ(2502)、トリケミ(4369)、OLC(4661)、ノーリツ(5943)、ホソカワミク(6277)、月島機(6332)、ダイヘン(6622)、日置電(6866)、コーセル(6905)、日電子(6951)、新電工(6967)、タチエス(7239)、アーク(7873)、デサント(8114)、明和地所(8869)、JR東(9020)が動兆。
