35円安と小幅続落、方向感乏しい

 
25日午前の日経平均株価は小幅続落し、前引けは前日比35円06銭(0.13%)安の2万6713円08銭だった。
 
きょう前場は売り優勢の地合いとなり、日経平均は一時2万6500円台まで水準を切り下げた。前日の米国株市場ではハイテク株への売りが目立ち、足もと外国為替市場で円高傾向となっていたこともあり、主力輸出株中心に買い手控えムードが漂った。ただ、前日に日経平均はほぼ安値引けで250円あまりの下げをみせていたこともあり、その分下値抵抗力を発揮して売り一巡後は下げ渋る動きとなった。
 
日経平均は前日終値近辺まで値を戻す場面があった。25日移動平均(2万6726円、24日)を下回る水準では押し目買いも入りやすかった。
 
米ハイテク株安は先物の動きから前日の東京株式市場である程度織り込みが進んでいたうえ、「前日の米ダウ工業株30種平均が大引けにかけて急速に戻りを試して上昇で終えたことは、投資家心理の一定の支えになった」との見方があった。日本時間25日午前の米株価指数先物は堅調だった。
 
東証株価指数(TOPIX)は0.07ポイント高の1878.33と小幅に反発して終えた。
 
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆3170億円、売買高は5億6111万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1005、値上がりは751、変わらずは81銘柄だった。

 


 
業種別株価指数(全33業種)ではその他製品、サービス業、水産・農林業の下落が目立った。上昇は精密機器、電気・ガス業、海運業など。
 
 
個別では、レーザーテックや東京エレクトロンなど半導体製造装置関連が売り買い交錯のなかも強さをみせ買い優勢。日本郵船など海運もしっかり。オリエンタルランドも上昇した。日東紡績が値上がり率トップに買われ、関西電や中国電力が大幅高に買われるなど電力株にも物色の矛先が向いた。第一三共やテルモ、東レも買われた。
 
 
半面、ソフトバンクグループが冴えず、リクルートホールディングスが大幅安。任天堂、楽天グループの下げも目立つ。SREホールディングスが急落、電通グループも大幅に下落した。三菱自やマツダ、ホンダも下げた。

 

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