日経平均株価予想レンジは、1万9500円-1万9700円を想定する
連休明けの米国株式は、利益確定売りに押される展開だった。手掛かり材料難の東京市場も直近で上値が重いことから、売り優勢の動きが予想される。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の後半と円高に振れている。対ドルで円高が進む動きがみられるようであれば、輸出関連株を中心に売り圧力が強まることも想定される。
日経平均株価の25日移動平均線(1万9567円94銭=30日)を巡る攻防が予想され、今後の推移を判断するうえでの正念場となりそうだ。
日経平均株価が終値で25日移動平均線を割り込むと、短期的な下降トレンド入りの懸念が広がる。半面、下回らずに下値支持線としての機能が続けば、上昇トレンドが維持される。
シカゴ市場の日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所終値比45円安の1万9625円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り820万株、買い550万株で、差し引き270万株の売り越し。売り越し2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、機械、陸運、食品、保険、ゲーム、精密など。買いセクターに、商社、化学、電機、その他製品、食品、通信、サービスなど。
【好材料銘柄】
■システムソフト <7527>
株主優待制度を新設。毎年9月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に、株主優待ポイント(1ポイント1円相当)を保有株数に応じて、1500ポイント~5万ポイント付与。ポイントは株主限定サイトで食品や電化製品などと交換することができる。なお、ポイントの有効期間は最大2年。また、2年以上継続保有する株主には1.1倍のポイントを贈呈する。
■ゼネラル・オイスター <3224>
アスラポート・ダイニング <3069> [JQ]と、同社への役員3人派遣を通じた取引関係の強化で合意。一方、業務提携を前提にアスラポートから運転資金2億円の借入を受ける。
■メドレックス <4586>
酸補足剤を含有する貼付製剤に関する国内特許査定を取得。同特許は中枢性鎮痛貼付剤「MRX-1OXT」をカバーする基本特許の1つ、有効期間は2036年まで。
【主な経済指標・スケジュール】
31(水)
【国内】
4月鉱工業生産(8:50)
4月住宅着工件数(14:00)
《決算発表》
はてな、トリケミカル、パーク24、ACCESS
【海外】
中国5月製造業PMI(10:00)
中国5月非製造業PMI(10:00)
中国財新5月製造業PMI(10:45)
ユーロ圏4月失業率(18:00)
米5月シカゴ購買部協会景気指数(22:45)
ベージュブック
ブラジル中銀政策金利発表
《米決算発表》
ヒューレット・パッカード・エンタープライズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
