31円高と小幅反発、米株高を好感

【寄り付き概況】

27日の日経平均株価は小幅に反発して始まった。始値は前週末比31円24銭高の2万1148円46銭。
 
前週末のNYダウ、ナスダック総合指数ともに堅調な値動きをみせた。米中摩擦への懸念はくすぶるものの、トランプ米大統領の発言を受けて投資家の過度な不安心理が緩和され、リスクを取る動きがやや優勢となった。これを受けて東京株式市場でも足もとは買いが先行している。株価指数先物に海外投資家などの買いが入った。
ただ、英国のメイ首相が辞任を表明するなど不確実性の高まる欧州情勢が新たな懸念材料として意識され、上値は重そうだ。
 
きょう午前中から行われる日米首脳会談の結果を見極めたいとの思惑もあるが、今回は無難に通過するとの見方が大勢を占めている。
  
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小幅高で推移している。

寄り付き時点で業種別では33業種中、28業種が高く、値上がり上位に鉱業、医薬品、石油、建設、精密機器など。
 
個別では、ファストリや武田、花王が高い。三菱UFJ、東電力HD、トレンド、国際石開帝石、JXTGも上げている。ソフトバンクGは強含み、レオパレス21も買われている。

一方、任天堂、ソニー、ファナックやTDK、トヨタ、ホンダは安い。
マルハニチロ、郵船は安い。ZOZOは下押し、JR東日本は弱含みとなっている。

   
225先物は、三菱・GS・ドイツ・野村が買い越し。
ソジェン・アムロ・JP・パリバ・モルスタ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はGS・大和・みずほ・UBS・ドイツ・クレディ・SBIが買い越し。
ソジェン・JP・メリル・バークレイズが売り越し。
 
テクニカル的には、東鉄工(1835)、森乳(2264)、タカミヤ(2445)、ヨシムラ(2884)、BEENOS(3328)、ロート(4527)、日コン(5269)、大和工(5444)、IBJ(6071)、千趣会(8165)、スターツ(8850)、セコム(9735)、ミロク情報(9928)、イーストン(9995)が動兆。
 

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