【寄り付き概況】
6日の日経平均株価は2万1000円近辺で大幅反落して始まった。始値は前日比319円32銭安の2万1009円80銭。新型コロナウイルスへの不安を背景に前日の米国株が急落したほか、外国為替市場で円高・ドル安が進み1ドル=106円台前半で推移し、投資家が運用リスクを避ける動きにつながっている。輸出関連株を中心に幅広い銘柄に売りが出ている。
安倍首相が新型コロナウイルス対策で中国や韓国からの入国を3月末まで大幅に制限する方針を表明したことから、ホテルや百貨店などインバウンド関連株の動向も注目されている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も大幅に下落している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、全業種が安く、値下がり上位に海運、非鉄、鉄鋼、金属、輸送、金融、陸運など。
個別では、第一生命HDやT&Dの保険株も安い。トヨタ、ファーストリテ、キヤノンが安く、ソフトバンクG、アドバンテス、三井住友は軟調。国際石開帝石や石油資源が原油安を受けて下げが目立つ。ソニー、小野薬がさえない。日本製鉄やJFEの鉄鋼株、郵船や商船三井の海運株も大幅に下落している。
半面、セブン&アイは逆行高となっている。シュッピン、JINS HD、イソライト工が買われている
テクニカル的には神戸物産(3038)、オルトプラス(3672)、eBASE(3835)、都競馬(9672)が動兆。
人気は、アンジェス(4563)、タカラバイオ(4974)、パートナー(6181)、イグニス(3689)、ヤマシン(6240)、三洋化成(4471)、JES(6544)、KeePer(6036)、ショクブン(9969)、グリー(3632)、USENNEXT(9418)、アプリックス(3727)、Ubikcom(3937)。
