3日ぶり反落、円高進行などを嫌気

【寄り付き概況】

 
18日の日経平均株価は、前日比31円14銭安の2万6775円53銭と3日ぶりに反落してスタート。
週末とあって利益を確定する目的の売りが先行している。新型コロナウイルスの感染再拡大による経済活動の抑制が、景気回復を短期的に下押しするとの見方も株価の重荷となっている。もっとも、前日の米株高は好材料で相場を下支えしている。
 
きのう17日は堅調な動きだったが、現地17日の米国為替市場で、一時1ドル=102円台の後半を付けたことから、為替による業績への影響を警戒し、売りが優勢となったもよう。現地17日の米国株式市場は、NYダウが反発して4日に付けた史上最高値を塗り替え、ナスダック総合指数が4日続伸し、3日続けて史上最高値を更新した。
 
取引開始前に総務省が発表した11月全国消費者物価は、生鮮食品を除く総合で前年同月比0.9%の下落で、市場予想平均と一致した。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、14業種が高く、値上がりは空運、ガラス・土石、証券、その他金融など。値下がり上位にゴム、保険、繊維、海運、機械など。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=103円台の前半(17日終値は1ドル=103円18-19銭)
 
個別では、トヨタ、アドバンテス、富士通が安く、スクリン、ダイキン、オムロンも安い。半面、ソニー、ソフトバンクG、ファナックが堅調となっている。
 
 

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