日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比10円16銭安い3526円76銭だった。
朝方は買いが先行したが、徐々に売りに押されて値を消し、午後は下げ基調が強まった。
日経平均株価が前日に年初来高値を更新しており、「上昇相場が続くとなれば大型株に資金が集中するため、新興企業市場はしばらく様子見になるのではないか」との見方が出ていた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で814億円、売買高は1億1803万株だった。
値上がり銘柄数は311、値下がり銘柄数は323となった。
個別では、エスケー化研、北川精機、セルシードが年初来安値を更新。グリムス、トミタ電機、SEMITEC、オールアバウト、IMVは値下がり率上位に売られた。
一方、パレモ・ホールディングス、ビーマップ、五洋インテックスがストップ高。明豊エンタープライズ、ハリマビステムは一時ストップ高と値を飛ばした。シード平和、幼児活動研究会、アルテ サロン ホールディングス、システム・ロケーション、夢の街創造委員会など40銘柄は年初来高値を更新。シーシーエス、伊豆シャボテンリゾート、エヌアイシ・オートテック、昭和真空、細谷火工が買われた。
20日にジャスダック市場に上場したニーズウェル(3992)の初値は3850円で、公募・売り出し価格(公開価格)の2.3倍だった。終値は初値に比べ7.8%安い3550円だった。
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