3日ぶり反発、米株高を好感

【寄り付き概況】

 
23日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比179円85銭高の2万7193円10銭。20日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇し、投資家のリスク回避姿勢が和らいだ。日経平均は先週1週間で963円(3.4%)下落し、20日に年初来安値を更新するなど足元の下げが目立っていたため、幅広い銘柄に自律反発狙いの買いも入っている。上げ幅は300円を超えた。
 
前週末の米国株市場では年内のテーパリング前倒し懸念による下げが一巡、NYダウが4日ぶり反発に転じるなど主要株価指数が揃って上昇した。
東京株式市場もこれに追随する形で目先リスクオフの巻き戻し局面に移行している。
 
一方、新型コロナウイルスのインド型変異株であるデルタ株の感染拡大に歯止めがかからないことから、引き続き経済活動への影響が警戒されている。今週はジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長講演を控えており、足もとで買いポジションを積極的に高める動きも期待しづらく、上値は限られるとの見方もある。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=109円台の後半(前週末20日は1ドル=109円61-63銭)、1ユーロ=128円台の半ば(同128円03-07銭)で取引されている。
 

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