【寄り付き概況】
14日の日経平均株価は、前日比3円41銭高の2万1147円89銭と小幅に3日続伸してスタート。きのう13日には、直近で上値として意識されていた2万1000円を突破したことで、投資家心理の改善が期待されるなか、欧米株式が上昇したことなどから、買いが先行したようだ。
前日のNYダウが117ドル高と続伸、外国為替市場では1ドル=111円台に入るなど円安が進行しており、東京市場でも主力輸出株を中心に追い風局面が続いている。
米中貿易協議が進展することへの期待が再び高まっている。寄り前に発表された18年10~12月期のGDP速報値は内需が牽引する形で2四半期ぶりのプラスとなったが、これは想定内で影響は限定的。
また、日経平均は前日までの2営業日で800円以上の上昇をみせたことで、目先利益確定売り圧力も意識される場面。国内企業業績への警戒感もあり、上値は重い可能性がある。
寄り付き時点で業種別では33業種中、20業種が高く、値上がり上位に石油、紙パルプ、建設など。一方、値下がりで目立つのは鉱業、海運、サービスなど。
個別では、ホンダがしっかり。トヨタ、任天堂は小高い。資生堂が値を上げている。ソフトバンクGは堅調。KDDIが強含み。伊藤忠が買われている。
半面、村田製が安い。レオパレス21がさえない。リクルートHDが値を下げ、ファーストリテは弱含み。三菱UFJ、みずほFGが軟調となっている。
225先物は、みずほ・GS・クレディ・メリル・アムロ・野村が買い越し。
バークレイズ・ソジェン・UBS・日興・パリバが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・シティ・三菱・UBS・JPが買い越し。
みずほ・メリル・アムロ・パリバが売り越し。
テクニカル的には、住電設(1949)、JACR(2124)、タケエイ(2151)、サニーサイド(2180)、いちご(2337)、ベネ・ワン(2412)、ネオジャパン(3921)、信越(4063)、三井化(4183)、日立化成(4217)、DNC(4246)、テルモ(4543)、日ペ(4612)、EMシステム(4820)、ニチレキ(5011)、浜ゴム(5101)、ジーテクト(5970)、オークマ(6103)、東芝機(6104)、アトラエ(6194)、新東工(6339)、栗田工(6370)、THK(6481)、JES(6544)、スミダ(6817)、タチエス(7239)、小糸製(7276)、オリンパ(7733)、天馬(7958)、東エレ(8035)、リロ(8876)、日立物流(9086)、ビジョン(9416)が動兆。
