3万6000円台のチャート上の節を突破できるか

Market Data
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【日経平均】
35089円62銭(△414円16銭=1.19%)
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【TOPIX】
2489.21(△55.00=2.26%)
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【グロース250】
551.37(△17.58=3.29%)
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【プライム売買高】32億9536万株(▲1億8552万株)
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【売買代金】7兆3745億円(▲3755億円)
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【値上がり銘柄数】1092(前日:1575)
【値下がり銘柄数】526(前日:64)
【新高値銘柄数】9(前日:3)
【新安値銘柄数】21(前日:31)
【25日騰落レシオ】84.63(前日:82.85)
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■本日のポイント
 
 1.過去最大上げ幅の前日の反動で一時900円超安
 2.日銀副総裁のハト派発言で一時1100円超高
 3.短期筋主導の展開で後場後半に失速
 4.メガバンク大幅高で銀行株上昇率首位
 5.ボラティリティ高く投資家の警戒続く
 
 
 
日経平均は大幅高。内田日銀副総裁の発言が株安に対する過度な警戒を和らげた。終値では414円高と4桁高まで見たところからは失速したが、不意打ちは下げだけでなく上げもあると市場参加者が意識したことは、日本株を見る上ではポジティブ。今の時期に出てくる要人発言は、ある程度株式・為替市場に配慮したものになると思われる。発言に神経質になりがちな点には注意を払う必要があるが、株安や急激な円高に対して、日銀や政府からのケアが入りやすくなっていることは、相場の下支え要因となる。
 
終値(3万5089円)では5日線(3万5051円、7日時点)を上回った。かろうじて上回った程度だが、5日に3万1156円まで下げた後、早期に3万5000円台を回復しており、目先の底打ち期待は高まりつつある。現時点での今週の週足は、長い下ヒゲをつけている。週初の水準(5日の始値)は3万5249円で、あすはこれを上回って終えることができるかに注目したい。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
 
37869.51  新値三本足陽転値
37383.12  ボリンジャー:-1σ(26週)
36914.19  ボリンジャー:-1σ(25日)
36889.75  ボリンジャー:-1σ(13週)
36866.96  200日移動平均線
36791.45  均衡表転換線(週足)
36791.45  均衡表基準線(週足)
36791.45  均衡表基準線(日足)
36299.61  6日移動平均線
35952.64  ボリンジャー:-2σ(26週)
35189.76  均衡表雲上限(週足)
35172.25  均衡表転換線(日足)
35162.67  ボリンジャー:-2σ(13週)
 
34675.46  ★日経平均株価7日終値
 
34522.15  ボリンジャー:-3σ(26週)
34516.25  ボリンジャー:-2σ(25日)
33435.59  ボリンジャー:-3σ(13週)
32748.99  均衡表雲下限(週足)
32118.31  ボリンジャー:-3σ(25日)

ローソク足は2本連続陽線を描き、終値は節目の35000円や5日移動平均線(35051.91円)を上回った。高値と安値も前日水準を上回ったが、2日安値35880.15円には届かず、本日高値35849.77円との間でマドを残す形となり、上値での売り圧力を窺わせた。株価上方では、昨日上向きに戻った52週線が上向きをキープして長期上昇トレンド継続を示唆。25日線との下方乖離率は10.29%と極端な売られ過ぎ状態にあり、明日以降の値戻し継続が期待される。

 

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