31日のNYダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比280ドル44セント(0.9%)安の3万1510ドル43セントで終えた。
【シカゴ日本株先物概況】
31日のシカゴ日経平均先物は続落した。9月物は前日比70円安の2万7855円で引け、31日の大取終値を265円下回った。金融引き締めの長期化が景気悪化を招くとの警戒が根強く、日経平均先物は米株とともに売られた。
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7284.15(-77.48)
31日のFTSE100種総合株価指数は3日続落した。前日に比べ77.48ポイント(1.05%)安の7284.15で引けた。主要中銀の金融引き締め継続による世界景気の減速が意識され、売りが優勢だった。医薬品株のほか、原油安を受けてエネルギー株の下げが目立った。
FTSEでは、指数構成銘柄の約7割が下落。送電大手ナショナル・グリッド(4.1%安)やエネルギー大手SSE(3.4%安)など公益事業関連株が売り込まれた。原油や天然ガスの値下がりを受け、石油大手シェル(2.1%安)や同BP(1.7%安)もさえなかった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 12834.96(-126.18)
31日のドイツ株価指数(DAX)は反落し、前日比126.18ポイント(0.97%)安の1万2834.96で終えた。ロシア国営ガス会社のガスプロムが31日、事前の発表通りに欧州向けガスパイプライン「ノルドストリーム」による供給を一時停止したと伝わった。エネルギー不足などによる欧州景気の悪化を懸念した売りが優勢だった。
31日発表の8月のユーロ圏消費者物価指数が市場予想を上回る伸びとなり、欧州中央銀行(ECB)による金融引き締め加速が意識されたのも株式相場の重荷だった。
DAXでは食材宅配大手ハローフレッシュが4.3%安と売られた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 6125.10(-85.12)
フランスCAC40種指数は1.37%安だった。
8月のユーロ圏消費者物価指数が予想を上回り、インフレ懸念が高まったことが重しとなり、売りが優勢となった。
