日経平均株価の予想レンジは、1万9350円-1万9550円を想定する。
注目のジャクソンホール会合が通過したこともあり、アク抜けが期待されるところではある。ただし、米国ではトランプ大統領発言による政府閉鎖問題に、米政府の債務上限の引き上げ問題等も絡み、こう着感の強い相場展開を想定する。
東京外国為替市場では、1ドル=109円20銭台(前週末終値は1ドル=109円67銭-68銭)と円高・ドル安に傾く一方、1ユーロ=130円50銭台(同1ユーロ=129円19銭-23銭)と円安・ユーロ高基調となっている。
北朝鮮は26日午前6時49分ごろ、日本海に向けて短距離ミサイル3発を発射したが、いずれも失敗したとされる。菅義偉官房長官は「わが国の安全保障に直接影響を与えるものではない」と述べ、相場への影響も薄いとみられる。
注目イベントを通過した今週も、週末には米雇用統計の発表を控える。売り買いの材料には乏しく、様子見姿勢の強い地合いが継続すると予想される。
25日のシカゴ市場日経平均先物円建て清算値は、25日の大阪取引所終値比変わらずの1万9450円だった。
シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
19450 ( 0 )
シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
19450 ( 0 )
( )は大阪取引所終値比
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、米国系証券、欧州系証券とも売り越しの会社が目立ち売り750万株、買い610万株、差し引き140万株の売り越し。
売り越しは2営業日連続。金額も売り越し。売りセクターに機械・陸運・自動車・化学・電機など。買いセクターに通信・化学・薬品・精密など。
【好材料銘柄】
■ソースネクスト <4344>
東証がマネーフォワードのマザーズ上場を承認。同社は発行済み株式数の0.83%を保有しており、関連銘柄として注目を集めそうだ。
■アイ・オー・データ機器 <6916>
日立マクセル <6810> と資本業務提携。相互の製品・サービスの組み合わせによる新たなビジネス創出や共同研究開発などで連携する。資本面では、第三者割当による自己株処分で日立マクセルに74万株(発行済み株式数の4.99%)を割り当てる。
■三社電機製作所 <6882>
上期経常を6.4倍上方修正、未定だった上期配当は2円増配。
■エノモト <6928>
9月30日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の4分の1に低下する。
【主な経済指標・スケジュール】
28(月)
【国内】
8月月例経済報告
《決算発表》
DyDo、ACCESS
【海外】
米8月ダラス連銀製造業活動(23:30)
米2年国債入札
米5年国債入札
休場:英、フィリピン
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
