【寄り付き概況】
31日の日経平均株価は、前日比276円37銭高の2万832円91銭と大幅に反発してスタート。
前日のNYダウが430ドルを超える上昇をみせ、フシ目の2万5000ドル台を約2カ月ぶりに回復した。アップルやボーイングなどが決算発表を受け急伸したほか、注目されたFOMCではFRBが利上げに慎重な姿勢を示し、バランスシートの圧縮についても「修正する用意がある」と明言、これが大きく好感されており、リスク選好の流れが東京市場にも波及している。
ただ、外国為替市場では1ドル=109円を下回るなどドル安・円高に振れており、これが東京市場では上値を押さえる要因にもなる。買い一巡後に伸び悩む可能性も指摘されている。
財務省が取引開始前に発表した、20-26日の対外対内証券売買契約によると、非居住者の株式取引は1666億円の取得超で、4週ぶりに取得超となった。
寄り付き時点で業種別では109業種ほぼ全面高で、値上がり上位に鉱業、非鉄、証券、その他金融、石油など。
個別では、ソニー、アドバンテス、日立が買い気配を唱えて始まり、トヨタ、ホンダも値上がり。任天堂が高く、ソフトバンクGも上げ、ファーストリテはしっかり。三菱UFJ、三井住友、東京海上も買われている。
半面、武田が大量の売りに押され、大日住薬は急落し、エーザイも下押し。東電力HDが下げ、楽天は小幅安となっている。
225先物はバークレイズ・アムロ・GS・みずほ・JPが買い越し。
野村・クレディ・シティ・ソジェンが売り越し。
TOPIX先物はシティ・ソジェン・野村・バークレイズ・メリルが買い越し。
三菱・大和・クレディ・みずほ・モルスタが売り越し。
テクニカル的にはクロスキャット(2307)、スシロー(3563)が動超。
