【寄り付き概況】
12日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は、前日比267円43銭安の2万2323円43銭と続落してスタート。東証株価指数(TOPIX)は、12.36ポイント安の1689.50で始まった。
前日のNYダウが500ドルを超える下げをみせ、2日間の下げ幅は1370ドルを上回った。リスクオフの流れが一段と強まるなか、東京市場でも主力株中心に売り圧力が強い。原油市況が続急落となったことやドル・円相場の円高進行なども投資家心理にネガティブに働いている。
ただ、目先突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いも予想され、売り一巡後は先物主導で下げ渋る可能性もある。きょうはオプションSQ算出に絡み売買代金は膨らむ見通し。
財務省が取引開始前に発表した9月30日-10月6日の対外対内証券売買契約状況によると、非居住者による株式取引が1兆5784億円の取得超で、2週連続で取得超となっている。
寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がりで目立つのは保険、医薬品、石油、精密機器、銀行、鉱業など。
個別では、ソニー、ダイキン、京セラがさえない。東エレクは弱含み。武田、アステラス薬が値を下げている。三菱UFJが下押し、KDDIは小幅安となっている。
半面、ファーストリテ、ソフトバンクGがしっかり。コマツが堅調、ファナックは小幅高。資生堂が強含み。ドンキホテHDは上伸している。
225先物は、アムロ・ナティクス・岡三・日興・GMO・ソジェンが買い越し。
野村・クレディ・ドイツ・バークレイズ・JP・パリバ・メリルが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・パリバ・バークレイズ・日興・アムロが買い越し。
GS・みずほ・メリル・HSBC・野村・UBSが売り越し。
テクニカル的には、ABC(2670)、パル(2726)、Hamee(3134)、技研製(6289)、トップカル(7640)、オオバ(9765)が動兆。
