【寄り付き概況】
25日午前の寄り付きの日経平均株価は、前営業日比26円73銭高の2万2543円56銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、3.01ポイント高の1747.84で始まった。
前週末22日のNYダウが9日ぶりに反発したことを受け、買いが先行したようだ。
NYダウは、OPEC(石油輸出国機構)総会で、原油を増産することで合意し、NY腹油先物WTIが大幅に反発したことで、石油関連銘柄が上昇している。
東京株式市場でもリスクを取る動きが優勢となっている。もっとも米中貿易摩擦問題などへの警戒感は根強く、足もと積極的に上値を買う動きは限られるとの見方も根強い。
6月中間期の権利付き最終日を明日26日に控えているため、12月決算銘柄は売り物が細り、需給の引き締まりから堅調な動きが期待される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、19業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、鉄鋼、海運、紙パルプなど。値下がりで目立つのは陸運、倉庫、情報通信など。
個別では、三菱UFJ、三井住友、野村が強含み、ファーストリテ、花王が買われている。三菱ケミHD、国際帝石が堅調で、JFE、三菱商が小高い。トヨタが小反発し、ソニー、ファナック、コマツが上昇している。
半面、ソフトバンクG、ニトリHDが軟化し、JT、資生堂、スタートトゥ、マネックスGはさえない。任天堂、エレク、SUBARUが売られている。
