【寄り付き概況】
16日の東京株式市場は買い優勢、寄り付きの日経平均株価は、前週末比26円90銭高の2万2298円20銭と反発してスタート。
前日のNYダウ、ナスダック指数ともに軟調で外国為替市場でもドル安・円高傾向にあり、東京市場ではリスク回避の外部環境が続いている。
米国を中心とする貿易摩擦問題のほか米国とサウジアラビアとの関係悪化も懸念材料で、上値を買う動きは見込みにくい。
一方、日経平均は最近の大幅な調整で目先値ごろ感も意識される場面。企業の四半期決算発表本格化を控え、好業績期待銘柄の押し目には買いも流入している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、15業種が高く、値上がり上位に鉱業、不動産、石油など。一方、値下がりで目立つのは紙パルプ、金属製品、空運など。
個別では、トヨタ、スズキの自動車株や、ファナック、コマツ、ソニーが堅調。JFE、住友鉱が小高く、国際帝石は買われている。三菱UFJ、NTTドコモが値を上げ、ソフトバンクG、JT、任天堂も上昇している。
半面、KDDI、ファーストリテが甘く、リクルートHDが売られ、JR東海、JALは小幅に値を下げている。キーエンスがさえず、村田製、日本電産は続落となっている。
225先物は、野村・大和・SBI・JP・パリバが買い越し。
みずほ・GS・アムロ・メリル・クレディ・バークレイズ・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・ソジェン・ドイツ・三菱・ナティクス・パリバが買い越し。
バークレイズ・クレディ・メリル・GS・野村・JPが売り越し。
テクニカル的には、ネオス(3627)、コーナン(7516)、PCDEPO(7618)、乃村工芸(9716)、元気寿司(9828)が動兆。
