25日 米国▪︎欧州株式概況

〔米株式〕ダウ続伸、307ドル高=ナスダックも高い

25日のNYダウ工業株30種平均は続伸し、終値は前日比307ドル65セント高の4万9482ドル15セントだった。

人工知能(AI)がソフトウエア産業などの既存事業を脅かすとの警戒感が和らぐ中、セールスフォースやIBM、マイクロソフトなどのハイテク関連銘柄を中心に買い戻しが入った。
ダウ平均の上げ幅は330ドルを超える場面があった。

IBMの上昇が目立った。人工知能(AI)開発のアンソロピックが24日に既存のソフトウエアにAI自動化ツール「コワーク」を組み入れられる機能を発表した。AIがソフト事業の脅威になるとの懸念がやや薄れている。ソフト関連株に買いが続き、セールスフォースとマイクロソフトも高かった。

25日の取引終了後に2025年11月〜26年1月期決算を発表するエヌビディアも買われた。市場では「決算を材料に株価が上昇することを期待した買いが入っている」との指摘があった。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、ホームセンターのロウズが下落した。25日朝に四半期決算とあわせて発表した27年1月期通期の収益見通しが慎重と受け止められた。同業のホーム・デポにも売りが波及した。

そのほかのダウ平均の構成銘柄ではアメリカン・エキスプレスやJPモルガン・チェース、アマゾン・ドット・コムが上昇した。半面、シャーウィン・ウィリアムズやボーイング、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が売られた。

ナスダック総合株価指数は続伸し、終値は前日比288.395ポイント高の2万3152.077だった。データ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズや半導体製造装置のアプライドマテリアルズ(AMAT)が上昇した。

〔ロンドン株25日 反発し最高値〕

25日の英FTSE100種総合株価指数は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比125.82ポイント高の1万0806.41と3営業日ぶりに最高値を更新した。25日に2025年12月期の通期決算を発表した英HSBCホールディングスに買いが集まり、指数を押し上げた。

英HSBC株は前日比7.9%高で終えた。25年12月期通期の決算では、税引き前利益が市場予想ほど減少しなかった。収益性の改善への期待から一部のアナリストがHSBCの目標株価を引き上げた。人工知能(AI)の浸透が既存の事業モデルの脅威になるとの懸念がひとまず落ち着いたことも、投資家心理を支えた。

金融に加えて鉱業、公益株に買いが入った。一方、消費、ヘルスケア関連の一角が下げた。

FTSEの構成銘柄では、産業・エネルギー会社のメトレン・エナジー・アンド・メタルズが7.73%高、産金大手フレスニロが7.29%高と相場をけん引。酒造大手ディアジオは12.70%安と急落、同社が25日に26年6月期通期の売上高見通しを下方修正して減配方針を示したことが響いた。大衆医薬品のヘイリオンが6.85%安、特殊化学品大手クローダ・インターナショナルも3.08%安と売られた。

〔ドイツ株25日 反発〕

25日のドイツ株価指数(DAX)は3営業日ぶりに反発し、前日比189.69ポイント高の2万5175.94で終えた。人工知能(AI)の浸透が既存事業の脅威になるとの懸念がひとまず後退し、投資家心理の支えとなった。

ソフトウエアの独SAP、機器・システム大手シーメンスを含め時価総額が大きい銘柄に買いが優勢となった。公益、金融株も上げた。一方で化粧品メーカー、消費財関連は売りに押された。

DAXでは、コメルツ銀行が4.82%高、エネルギー大手イーオンが3.50%高、電力大手RWEが3.19%高と買われた半面、化粧品大手バイヤスドルフは3.69%安、香料大手シムライズは2.69%安、防衛大手ラインメタルは2.46%安で取引を終えた。

欧州株式市場でフランスの株価指数CAC40は続伸した。終値は前日比0.46%高の8559.07と最高値を更新した。欧州主要600社の株価指数であるストックス600も上昇し、終値は633.47と最高値を更新した。

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