【寄り付き概況
19日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前週末比247円20銭安の2万7279円92銭。
前週末16日の米株式市場は、NYダウは281ドル安と3日続落。米金融引き締めに対する警戒感や景気後退懸念で売りが先行する展開となった。この流れを受け、東京株式市場も値を下げてスタートした。
また、為替は1ドル=136円50銭前後と前日夕方に比べ円高で推移している。
17日、政府と日銀が2013年に結んだ共同声明を岸田文雄政権が改定する方針を固めたと報じた。市場では「長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)の見直しにつながれば、中期的には一段の円安は見込みにくくなり、輸出関連企業の収益の上振れ余地が小さくなる」との見方がある。
東証株価指数(TOPIX)は続落している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、5業種が高く、値上がりは銀行、海運など。値下がり上位に鉱業、医薬品、精密機器、輸送用機器など。
個別では、東エレクやアドテストが下落した。ファストリやダイキンが安い。テルモやオリンパスが下げた。一方、三菱UFJや千葉銀、しずおかFGが上げた。三越伊勢丹や高島屋が高い。
