【寄り付き概況】
25日の日経平均株価は、前日比24円01銭高の2万598円64銭と4日ぶりに反発してスタート。
前日のNYダウが小幅に軟調な展開だったが、ナスダック総合指数は上昇した。
外国為替市場では1ドル=109円台半ばでもみ合う展開が続いており、外部環境はそれほど悪くない。ただ、米中貿易協議の先行き不透明感が拭えないほか、決算発表が本格化する前の週末ということで、足もとは買い手控えムードも漂う。
前日はフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が急反騰したが、米インテルが前日取引終了後に発表した決算を受け、時間外取引で大きく売られていることはネガティブ材料。
東京株式市場でも前日に一斉高となった半導体関連の動きが全体の地合いを左右しそうだ。
総務省が取引開始前に発表した1月東京都区部の消費者物価(速報)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比1.1%上昇し、市場予想平均の同0.9%上昇を上回った。
寄り付き時点で業種別では33業種中、22業種が高く、値上がり上位に鉱業、紙パルプ、倉庫、石油、保険など。
個別では、東エレクが買いを集め、日本電産、村田製作所は上伸し、信越化も値上がり。ソフトバンクGが買われ、任天堂も高く、NTTはしっかり。JXTGが上げ、コマツは堅調となっている。
半面、ソフトバンクが緩み、ファーストリテは軟調。トヨタ、スズキが値下がりし、ブリヂストンは小幅安。武田、アステラス薬は甘く、7&iHD、資生堂は売りに押されている。
