230円安と続落、米株安が重荷

【寄り付き概況】

4月1日の日経平均株価は前日比230円89銭安の1万8686円12銭で寄り付いた。
 
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界景気失速への懸念が拭えない状況にある。新型コロナウイルスが終息するまでは時間がかかるとの見方が強まるなか、マーケット心理が悪化し前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに下落、東京市場でもこれを受けて主力株中心に広範囲に売りがおよび下値模索の動きが続いている。非常事態宣言やロックダウンへの警戒感も買い手控えムードを助長している。
 
日銀が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、大企業製造業の業況判断指数(DI)がマイナス8となった。マイナスに沈むのは7年ぶり。QUICKがまとめた市場予想の中央値(マイナス10)は上回った。市場では「調査期間中よりも企業側のマインドが一段と冷え込んでいる可能性があり、市場予想ほど悪くなくても相場に安心感をもたらすような材料とはならない」との声が聞かれた。
 
個別では、トヨタ、ファナック、ソフトバンクGが安く、東エレク、国際帝石、ANAHDやJR東日本が下落。オリンパスとリクルート、三菱UFJ、第一生命HDが安い。
 
一方、太平洋セメや旭化成が上昇。三菱マ、洋缶HDは小じっかり、富士フイルムやNECが高く、任天堂が堅調に推移している。
 
テクニカル的にはGセブン(7508)が動兆。
 
人気はAICROSS(4476)、多摩川(6838)、セグエ(3968)、ナノキャリア(4571)、シンシア(7782)、マルマエ(6264)、アイスタディ(2345)、ストライク(6196)、フィルム(4901)、Chatwork(4448)、カイオム(4583)、サン電子(6736)、SBテク(4726)、エルテス(3967)、関通(9326)。

 

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