225採用銘柄のEPSは1543円まで増加

NY株式市場はマチマチの動き。
特にNYダウは100ドル超の上昇、150ドル下落、そして小幅高とシーソー状態。
NASDAQとS&P500は反落した。
ISM製造業景気指数は59.1となり、前月の59.3(改定値)から低下。
新規受ただ市場予想の58.8は上回ったし判断の分かれ目の50を上回った。
雇用指数は3.9ポイント低下の54.2となり、2017年5月以来の低水準。
新規受注指数は65.4と、前月の67.4から低下した。
前週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1000件減の23万件。
市場予想は23.8万8000件だったことから「労働市場の引き締まりと経済の底堅さを示した」との解釈。
新規申請件数は30万件を切ると労働市場が力強いとされるが152週連続でこの水準を下回っている。
今回の失業保険申請件数は1月の雇用統計と調査期間が重なっておらず関連性はない。
今夜発表予定の雇用統計。
非農業部門の就業者数は前月比18万人の増加が見込まれている。
10年国債利回りは2.79%台まで上昇。
これを受けて銀行セクターは堅調だった。
一方で主要ハイテクセクターの決算発表を控えて神経質な動きでもあった。
時間外取引でアマゾンは2%超上昇。
一方、アルファベッは4%超下落。
第2四半期(1~3月)の売上高見通しが市場予想に届かなかったアップルは時間外取引で1.2%下落。
ドル円は109円台での推移。
 
 
6日で1025円下落して7日ぶりに387円高。
20回目の月初高となった。
1月大発会の741円高に比べれば物足りないというのは贅沢だろう。
「もう少し陽線が積みあがらないと」という声も聞こえる。
一方で「後場一段高で5日線を上回っての引け。
東証1部の売買代金も3.5兆円台と高水準。
目先の底を打った可能性もある」という見方もある。
新高値が120、新安値は13だからソコソコ。
25日線からは2%のマイナス乖離。
200日線からは12.4%のプラス乖離。
大幅反発でも空売り比率は40.4%だから売り方も執拗だ。
一番の好材料は日経平均採用銘柄のEPSが1543.11円(前日1531.72円)まで増加してきたこと。
昨年11月17日の1534.03円を抜けてきた。
この水準は一昨日段階だからもう少し増加が期待できよう。
PERは15.22倍だ。
東証1部単純平均株価も3018円と3000円台回復。
シカゴ225先物終値は大証日中比155円安の23285円。
ドル円が109円台前半と落ち着いている割には下落しての戻りとなった。
昨日の上昇は戻り率でたかだか3割程度だったが、その巻き戻しということだろうか。
今夜の雇用統計通過で来週月曜はシッカリと決め打ちすれば格好の押し目となるのかも知れない。
後場の売り手が再度出現しないことが重要な日。
NY時間外のアップル株の下落が重石か。
 
20カ月連続で月の第1営業日の株価が上昇。
背景は積み立て投資仕掛ける個人の資金が月初に買い付けに廻る傾向の可能性との指摘。
「需給面での支えとなっている」との解釈だ。
投資信託の積み立てでは「買い付け日を1日に設定する投資家が最も多い」(松井証券)とのコメント。
ファンド関連の入れ替えとか思惑でないとすれば個人の力はやはり大きい。
 
 
NYダウは37ドル高の26186ドルと反発。
一時100ドル超上昇し一時150ドル以上下落。
NASDAQは25ポイント安の7385ポイントと続落。
S&P500は1ポイント安の2821ポイントと続落。
ダウ輸送株指数は528ポイント安の10920ポイント。
3市場の売買高は81億株。
CME円建ては大証155円安の23285円。
ドル建ては大証比135ポイント安の23305ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比11円安の23330円。
ドル円は109.33円。
10年国債利回りは2.773%。
 
 
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(兜町カタリスト櫻井)

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