223円高 上げ幅拡大、買い優勢続く

【後場寄り付き概況】
 
日経平均株価は、前営業日比223円58銭高の2万1826円33銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、12.15ポイント高の1618.76で始まった。
米国株高を好感し上昇した前場の流れを引き継ぎ、買い優勢の状態が続いている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに上げ幅を拡大している。
 
外国為替市場では、1ドル=113円40銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
 
個別銘柄では、武田が上伸。ソニー、ファナック、トヨタが堅調。ファーストリテ、ユニー・ファミマがしっかり。三菱UFJ、三井住友も買われている。
半面、ソフトバンクGが軟調。東電力HDが弱含み。昭和電工、東海カがさえない。キーエンス、村田製が小幅安となっている。
 
前回の9月限から日経平均は年初来高値2万4270円台を付けた後に約1ヶ月で2万1000円を割り込むといった動きをみせたことからも波乱が予想される先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)と12月日銀短観の発表といったイベントを明日に控えているものの、オプション権利行使価格が切上がるなかでSQ値が一段と切上がる動きも意識されてくる。
 
個別では、欧州関連銘柄の動きに注目しておきたい。
直近では、イタリアのコンテ首相が来年の財政赤字目標を国内総生産(GDP)の2.04%とする譲歩案を欧州委員会側に意向に沿う提出したと明らかにした。
 
そのほか、ドイツ政府がドイツ銀行の再建強化策の検討や、英与党保守党の下院議員による信任投票でメイ首相が信任されたことが明らかになったことで欧州株価は買い戻しの動きに。
これに伴い、日経VIや米VIX指数といった世界各国の恐怖指数が警戒領域である20を超えた水準で推移するなか、欧州VSTOXX指数は19.73(前日比6.48%減)と急低下をみせている。欧州関連銘柄には支援材料として意識されよう。
 
ランチバスケットは17件、362.04億円、30億買い越しです。

 

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