【寄り付き概況】
4日の日経平均株価は、前週末比210円12銭高の2万1812円81銭と大幅に続伸してスタート。
米中貿易協議の進展への期待から前週末のリスク選好ムードが継続している。
前週末のNYダウ、ナスダック総合指数ともに上昇、米中首脳会談が早ければ今月半ばに開催される可能性が伝わったことや、米国側が対中制裁措置の多くを排除することを検討しているという報道もあり、投資家心理が強気に傾いている。
東京株式市場でもこの流れを引き継ぎ、主力株をはじめ広範囲に買いが先行している。一方、2月の米ISM製造業景況感指数が市場予想を下回り2年3カ月ぶりの低水準となるなど、米景気に対する楽観的な見方がやや後退していることで、目先筋の利益確定の売りに買い一巡後は上値が重くなる可能性もある。
寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面高で、値上がり上位に鉱業、電気機器、石油、精密機器、証券など。
個別では、ソニー、キーエンスがしっかり。村田製、東エレク、太陽誘電が高く、武田、資生堂も堅調。トヨタ、任天堂は小幅高。ソフトバンクG、楽天、ファーストリテ、ZOZOが買われている。
半面、JTが軟調。昭和電工もさえない。スズキが売られている。
225先物は、野村・HSBC・ソジェン・JP・メリル・クレディが買い越し。
シティ・モルスタ・UBS・アムロ・バークレイズ・パリバ・ドイツ・みずほが売り越し。
TOPIX先物は野村・日興・クレディ・三菱・UBSが買い越し。
みずほ・GS・ソジェン・バークレイズが売り越し。
テクニカル的には、日水(1332)、コムシス(1721)、eBASE(3835)、アバント(3836)、あすか製薬(4514)、日本新薬(4516)、ITFOR(4743)、コーセー(4922)、三協立山(5932)、アドバンテ(6857)、ネットワン(7518)、木曽路(8160)、グランディ(8999)、南海(9044)、HIS(9603)、ヤマダ電(9831)、愛眼(9854)、ミライト(1417)、東洋建(1890)、明治(2269)、新日科学(2395)、キーコーヒー(2594)、キリン堂(3194)、SFP(3198)、ネクソン(3659)、アカツキ(3932)、三共生興(8018)、Eギャラ(8771)、TBS(9401)、東映(9605)が動兆。
