21円高、米株高好感、円高一服

【寄り付き概況】

 
29日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比21円08銭高の2万0500円50銭だった。
前日の米国株市場では10年債利回りと2年債利回りの逆イールド現象に対する警戒感もやや薄れ、押し目買いの動きが優勢となった。NYダウは260ドル近い上昇をみせ、前の日の下げ分の倍返しの戻りをみせており、東京株式市場も足もと不安心理が後退している。
外国為替市場で足もと円安含みに推移していることも、主力輸出株中心にポジティブ材料となっている。
 
一方、9月1日に米国による対中制裁関税第4弾が発動される見通しにあることで、これを目前に積極的に上値を買う動きも想定しづらいところ。取引時間中は為替市場やアジア株市場の動向も影響しそうだ。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、23業種が高く、値上がり上位に石油、医薬品、ガラス土石、鉄鋼、紙パルプなど。
 
個別では、スズキ、トヨタは堅調。ソフトバンクG、楽天、任天堂、ソニー、東エレク、武田は値を上げている。ファーストリテは安寄り後に切り返した。三菱UFJ、三井住友が強含んでいる。
 
半面、三菱商、三井物、ホンダ、ファナック、&iHD、吉野家HD、資生堂、花王が値を下げている。KLabはさえない。リクルートHDが急落している。
 
225先物はみずほ・モルスタ・バークレイズ・ドイツ・GS・メリルが買い越し。
パリバ・ソジェン・野村・UBS・アムロが売り越し。
TOPIX先物は野村・クレディ・モルスタ・GS・ソジェンが買い越し。
大和・みずほ・バークレイズ・メリル・ドイツ・パリバが売り越し。
 
テクニカル的には、ホクト(1379)、日清オイ(2602)、ABC(2670)、メディアドゥ(3678)、アイル(3854)、豊田織機(6201)、理想科学(6413)、JVCKW(6632)、エコス(7520)、ホクシン(7897)、明和産(8103)、地所(8802)、ドコモ(9437)、サガミ(9900)が動兆。

 

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