2017年9月25日~29日 週間展望

[概況]

2017年9月25日~29日 週間展望
 
先週、米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、物価上昇率が低迷していることやハリケーンによる被害を考慮し、追加利上げに動かないとの見方も出ていたもののボードメンバー16人のうち12人が年内1回の追加利上げを予想しており、12月開催のFOMCで利上げに踏み切るとの観測が強まっている。
 
ちなみに、CMEの金利織り込み度を測る指標CME FED WATCHでは12月の利上げ確率は70%前後まで上昇しており、9月初旬のころ(30%台)とくらべて大幅に織り込む形なっている。
 
今週は、引き続き米金融当局者からの発言が予定されており注目されている。9月25日にはダドリー・NY連銀総裁とエバンス・シカゴ連銀総裁(投票権あり)、9月26日にはイエレンFRB議長とカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(投票権あり)、メスター・クリーブランド連銀総裁(投票権無し)、同7日にはブラード・セントルイス連銀総裁(投票権無し) 、9月28日にはローゼングレン・ボストン連銀総裁(投票権無し)とジョージ・カンザスシティ連銀総裁(投票権無し) 、29日にはハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(投票権あり)など、盛りだくさんとなっている。
 
なかでも、上記のメンバーで投票券を持つエバンス氏やカシュカリ氏などは影響力が他のそれと比較して高く、追加利上げや資産縮小に関してポジティブな発言が見られた場合には、米ドル買いに動く可能性がありそうか。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

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