2日 米国▪︎欧州株式概況

〔米株式〕ダウ反発、515ドル高=底堅い経済指標に安心感

2日のNYダウ工業株30種平均は反発し、終値は前週末比515ドル19セント高の4万9407ドル66セントだった。

米サプライ管理協会(ISM)がこの日発表した1月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は前月から上昇。市場予想を大幅に上回り、2022年8月以来の高水準を付けた。

市場では「企業投資が緩やかに拡大する」(米金融大手)との見方から、金融や製造業などの銘柄の買いが先行し、相場が押し上げられた。
米国がインドに対する相互関税を引き下げる貿易協定で合意し、通商政策を巡る不透明感が和らいだことも相場の一段高に寄与した。

2日のニューヨーク先物市場で金の中心限月(4月物)は1.9%下落した。不安定な値動きが続くものの、米東部時間2日未明に安値を付けた後は下げ幅を縮めた。代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインも似たような値動きを示した。金やビットコインへの売りが一服し、株式市場の投資家心理を支えた。

トランプ米大統領は2日のSNSへの投稿で、インドに対する相互関税を25%から18%に引き下げると明らかにした。インドのモディ首相がロシア産原油の購入停止に合意したためだと説明している。米国とインドの貿易摩擦への警戒が和らいだ。

2日のニューヨーク先物市場で原油先物(期近物)が4.7%下落した。トランプ氏がイランについて米国と真剣に対話していると述べたことなどが材料視された。市場では「米国とイランの緊張が緩和している」との受け止めがあり、投資家のリスク回避の姿勢が和らいだ面があった。

ダウ平均の構成銘柄では、キャタピラーやウォルマート、アップルが上昇した。ビザやシスコシステムズも買われた。半面、2日朝に四半期決算を発表したウォルト・ディズニーの下落が目立った。エヌビディアとマイクロソフトも売られた。

ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比130.291ポイント高の2万3592.107だった。アナリストが目標株価を引き上げた半導体メモリーのサンディスクが大幅高となった。マイクロン・テクノロジーやインテルも上昇した。

S&P500種株価指数は4営業日ぶりに反発した。終値は前週末比37.41ポイント高の6976.44だった。取引時間中には1月27日に付けた最高値(6978)を上回る場面があった。

〔ロンドン株2日 続伸〕

2日の英FTSE100種総合株価指数は3日続伸し、前週末比118.02ポイント高の1万0341.56で終えた。朝方は前週末比で下げて始まったものの、2日の米株式市場で主要な株価指数が高く推移したことを支えに、英国株にも買いが入った。

銀行を含む金融株に買いが優勢で、相場を支えた。国際商品市場で金や銀といった貴金属への売り圧力が弱まり、急速な相場下落に一服感が出ている。鉱業株への売りも弱まった。製薬などヘルスケアのほか日用品を含む消費関連、空運やホテルに買いが入った。一方で石油株が下落。防衛関連に売りが優勢だった。

FTSEの構成銘柄では、小売り大手JDスポーツ・ファッションが6.11%高、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループが4.15%高、航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)が3.59%高と相場をけん引。他方、産金大手エンデバー・マイニングは2.65%安、航空・防衛大手BAEシステムズは2.63%安、中古車販売サイトのオートトレーダー・グループは1.15%安となった。

〔ドイツ株2日 続伸〕

2日のドイツ株価指数(DAX)は続伸し、前週末比258.71ポイント高の2万4797.52で終えた。国際商品市場で前週末に大きく下げた金や銀といった貴金属への売り圧力がやや弱まり、投資家の不安後退につながった。2日の米株式市場で主要な株価指数が上昇幅を広げる場面があったのも、投資家心理の支えとなった。

DAXでは、業務用ソフトウエア大手SAPが2.66%高、コメルツ銀行が2.51%高、エネルギー大手シーメンス・エナジーが2.35%高と上昇。半面、防衛大手ラインメタルは2.95%安、化粧品大手バイヤスドルフは1.94%安、香料大手シムライズは1.58%安と売られた。

欧州株式市場でフランスの株価指数CAC40は3日続伸し、前週末比0.67%高で終えた。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次