2万8000円割れ 米株安で心理悪化

【寄り付き概況】

14日午前の日経平均株価は、前営業日比481円93銭安の2万8132円70銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、31.18ポイント安の1955.39で始まった。

前日のNYダウが1200ドル超、ナスダック総合株価指数が600ポイント超の暴落となり、この流れを引き継いで東京市場でも寄り付きからリスクオフ一色の展開となっている。

注目された8月の米消費者物価指数(CPI)は
前年同月比8.3%上昇した。上昇率は市場予想(8.0%上昇)を上回り、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが一段と強まるとの懸念が高まった。
市場予測から大幅に外れた強い数字で、これを受けてFRBによる金融引き締め強化の動きを警戒する売りが集中した。

東京株式市場では日経平均がフシ目の2万8000円台攻防を意識させる展開となっている。米株価指数先物やアジア株などの動向を横目に先物主導のボラティリティの高い地合いが想定される。
割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のグロース(成長)株に売りがかさんでいる。米景気が冷え込むとの見方から幅広い銘柄が売りに押されている。

個別では、ファストリや東エレクが安い。リクルートやアドテストは5%超下落する場面がある。一方、SUBARUやマツダが小高い。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次