2万0500円台にワンタッチもできなかったことは物足りないが、日経平均は3日連続で3桁上昇した。
場中の動きも落ち着いており、昨年12月のショック的な株安から立ち直りつつある。
東京株式市場は来週月曜が休場で三連休となるため、週後半にかけては戻り売りも出やすい点には一定の警戒は必要。ただ、この間の売り圧力が限定的であれば、来週以降は売り方の買い戻しを巻き込んでの上昇も期待できる。
明日しっかりした動きが見られるかは重要だろう。
日経平均が三連騰しても、個別ではようやく下げが止まった程度のものが多い。
クラッシュ的な売りが止まったとの見方が強まれば、押し目があっても買いは入る。スタートは米国株次第となるだろうが、陽線で終われるかに注目したい。
企業の想定為替レート(109円台)を超える水準であり、利益下ブレを警戒しなければならない状況も続いている。両者の綱引きから現状では2万500円辺りが目先の戻りのカベとなりそうだ。
マザーズ指数は4営業日続伸で心理的な抵抗である25日線に接近してきている。
抵抗線突破で勢いを付けたいところだが、本日は指数インパクトの大きいサンバイオ<4592>が大幅続伸で最高値を更新している。
不安定な相場環境の中での最高値更新により、個人のセンチメントを明るくさせる。
マザーズ指数の抵抗線突破で一段とリバウンド基調が強まる可能性があり、目先は中小型株に資金が向かいやすいだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(9日現在)
22113.59 26週移動平均線
22053.25 75日移動平均線
21939.05 ボリンジャー:+1σ(25日)
21753.93 均衡表雲下限(日足)
21698.33 均衡表基準線(週足)
21684.43 均衡表雲下限(週足)
21316.31 13週移動平均線
20990.53 ボリンジャー:-1σ(26週)
20987.92 新値三本足陽転値
20978.47 25日移動平均線
20823.69 均衡表転換線(週足)
20823.69 均衡表基準線(日足)
20427.06 ★日経平均株価9日終値
20373.32 ボリンジャー:-1σ(13週)
20054.07 6日移動平均線
20017.88 ボリンジャー:-1σ(25日)
19867.48 ボリンジャー:-2σ(26週)
19721.47 均衡表転換線(日足)
19430.33 ボリンジャー:-2σ(13週)
19057.30 ボリンジャー:-2σ(25日)
18744.42 ボリンジャー:-3σ(26週)
18487.34 ボリンジャー:-3σ(13週)
18096.71 ボリンジャー:-3σ(25日)
