13日の日経平均が4日続伸。終値は前日比144円高の2万1968円でこの日の高値引けとなった。前場は前日の米株下落や森友問題が重荷となって100円を超える下げを演じていたが、後場は、外国為替市場での円安・ドル高進行を追い風に、株価指数先物主導の買いで日経平均はジリ高歩調となり、高値引けとなった。
明日(14日)の日経平均株価は、フシ目とされる2万2000円奪回を巡る攻防となりそうだ。
森友学園への国有地売却に関する財務省決裁文書の書き換え問題が引き続き懸念され、国内政治に対する不透明感が尾を引いている。
市場エネルギーを伴わない戻りとあって、安定感に乏しい面もある。フシ目を超えたレンジでの戻り待ちの売りも想定される。米国株式や為替動向など外部要因に恵まれないと、直近4連騰の反動で売りが出る可能性がある。
日程面では、日銀金融政策決定会合議事要旨(1月22~23日)、寄り付き前に1月機械受注が発表されるほか、11時ごろには中国2月の小売売上高、鉱工業生産、都市部固定資産投資が発表される。
■日経平均サポート&レジスタンス
日経平均株価
21968.10 +144.07
レジスタンス
22721.30 ボリンジャーバンド25日+3σ
22634.46 75日線
22590.66 12月SQ値
22583.12 週足一目均衡表の転換線
22566.54 13週線
22531.10 11月SQ値
22501.34 100日線
22369.50 ボリンジャーバンド25日+2σ
22322.54 ピボットHBOP
22218.51 26週線
22195.60 週足一目均衡表の基準線
22145.32 ピボット抵抗線2
22055.22 ピボット抵抗線1
22017.69 ボリンジャーバンド25日+1σ
21968.10 高値・終値
サポート
21952.48 一目均衡表基準線
21878.00 ピボット
21787.90 ピボット支持線1
21742.45 寄付
21700.78 安値
21665.89 25日線
21610.68 ピボット支持線2
21576.42 5日線
21575.45 3月SQ値
21520.58 ピボットLBOP
21454.21 一目均衡表転換線
21314.09 ボリンジャーバンド25日-1σ
21277.28 ボリンジャーバンド26週-1σ
21239.54 200日線
21190.11 2月SQ値
日経平均も順調であれば明日は25日線がようやく上昇に転じるタイミングとなる。
日足のローソク足は2/27高値時に「十字足」、3/5安値時にも「十字足」を形成し、分岐の転換サインとなってきた。一方、3/12も「十字足」形成した。
翌線となる3/13は陽線を形成し、前日の寄り引け同時の水準を上回って終えた。 つまり、3/12の「十字足」は分岐の下げ転換のサインではなく、目先のトレンドの中間を示唆している可能性がある。
3/5安値から3/12までの上げ幅の倍値の上昇が見込まれ、2万2600円程度までは目先的に上昇が続くことが予想される。
■信用規制・解除】銘柄
●シーズメン <3083> [JQ]
東証と日証金が14日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
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