7日の東京株式市場は、買い戻しが先行しよう・
日経平均株価は2万円付近での攻防が予想される。
日経平均株価の予想レンジは、1万9700円-2万100円。
現地4日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比610円高の2万90円と大幅に上昇した。朝方は、株価指数先物を中心に買い戻す動きが先行し、同清算値にサヤ寄せする動きとなろう。
ただ、買い手掛かりに乏しいなか、買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値が重くなる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(前週末4日終値は107円84-86銭)、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の半ば(同123円02-06銭)で推移。対ドルで円高の動きが一服した格好となっていることから、輸出関連銘柄に見直しの動きが見込まれる。
日経平均株価は2012年11月安値を起点とした長期トレンドライン(アベノミクスライン)上まで調整が進んだ結果、テクニカル面でも反発しやすいタイミングでもあるからだ。
東証一部の騰落レシオ(25日)でも、1/4現在で72.7%と依然として売られ過ぎを示唆している。
一般的には120%以上を株価の過熱圏、70%前後は相場の底値圏と判断し、実際の株価の底入れもおおむね一致することが多いだろう。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
20090 ( +610 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
20135 ( +655 )
( )は大阪取引所終値比
【好材料銘柄】
■ジンズ <3046>
12月既存店売上高は前年同月比1.0%増と12ヵ月連続で前年実績を上回った。
■日東紡績 <3110>
米子会社が体外診断薬の製造販売を手掛ける米カミヤ・バイオメディカルの持分51%を取得。
■ツルハホールディングス <3391>
12月既存店売上高は前年同月比0.1%増と増収基調が続いた。
■大塚ホールディングス <4578>
米クリック社とデジタル治療処方アプリの開発・商業化におけるグローバルライセンス契約を締結。大うつ病に対する世界初のデジタル治療処方アプリとして承認を目指す。
■スプリックス <7030>
3月に個別指導塾「森塾」の直営教室を新たに9教室開校。
■ユニー・ファミリーマートホールディングス <8028>
今期最終を10%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ブックオフグループホールディングス<9278>
12月既存店売上高は前年同月比5.1%増と増収基調が続いた。
■ナルミヤ・インターナショナル<9275>
12月既存店売上高は前年同月比10.2%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
■GMOペパボ<3633>
ハンドメイドマーケット「ミンネ」の12月流通額は前年同月比8.4%増の11.5億円。
■ワークマン<7564>
12月既存店売上高は前年同月比32.7%増と今期に入り最大の伸び率を記録。
■弁護士ドットコム <6027> [東証M]
無料税務相談サービス「みんなの税務相談」の累計税務相談件数が2万件を突破。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
7(月)
12月マネタリーベース(8:50)
12月新車販売台数(14:00)
12月軽自動車新車販売台数(14:00)
《決算発表》
薬王堂、カネコ種、ダイセキソリュ、スタジオアリス、サンエー、ダイユーリック、ダイセキ、天満屋ス、アークス、ベルク、アオキスーパー
【海外】
米12月ISM非製造業景況指数(1/8 0:00)
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