197円高、買い先行 外部環境の落ち着きを好感

【寄り付き概況】

26日の日経平均株価は、前日比197円23銭高の2万1174円34銭と反発してスタート。きのう25日に大幅安を演じていた反動や、押し目を拾う動きなどが先行したようだ。
 
前日のNYダウが不安定な動きを示したものの大引けは14ドル高と下げ止まっており、日経平均も前日の急落の反動から押し目買いや買い戻しが優勢となっている。きょうは3月決算企業を中心とした配当や株主優待の権利取り最終日となる。駆け込みで権利を確保しようとする動きなども全体相場に浮揚力を与えそうだ。
 
一方、世界景気減速に対する警戒感がくすぶるなか、戻りも足もとは限定的との見方がある。取引時間中は為替や中国・上海株市場などアジア株市場の動向に神経質な展開が想定される。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、石油を除きほぼ全面高で、値上がり上位に機械、その他金融、紙パルプ、陸運、建設など。
 
個別では、エーザイが大量の買いで反発し、任天堂、JAL、ANA、OLC、トヨタ、ソニーが買われ、三菱UFJは小幅高となっている。半面、JXTGが小安く、昭和シェルも軟調。アドバンテスが売られ、東エレクも値下がりしている
 
225先物は、アムロ・UBS・ソジェン・SBI・シティ・GSが買い越し。
クレディ・野村・JP・ドイツ・モルスタ・メリル・大和が売り越し。
TOPIX先物は野村・ソジェン・アムロ・バークレイズ・パリバが買い越し。
GS・ドイツ・モルスタ・日興・大和が売り越し。
 
テクニカル的には、IKK(2198)、EMシステム(4820)、モーゲージS(7192)が動兆。
 

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