195円高 続伸、円安背景に米株続伸を好感

28日午前の日経平均株価は4日続伸した。午前の終値は前日比195円86銭高の2万2148円26銭だった。
きょう前場の東京株式市場はリスクオンの流れが続いた。
前日の米国株市場でNYダウなど主力株が総じて高かったことや、外国為替市場で1ドル=113円80銭近辺に円安が進んだことも強気ムードを助長している。
株価指数先物買いを交えて上げ幅を拡大し、一時2万2176円98銭(前日比224円58銭高)まで上昇した。
一巡後は、戻り売りに伸び悩む場面もあったが、前引けにかけては再び強含み高値圏で推移した。
 
ただ、銀行株や自動車株の下落が目立ち、東証株価指数(TOPIX)の上値は限られた。
米国がG20後にも自動車への追加関税の発動を決定する可能性をドイツ経済誌が報じたことなどが意識されたようだ。
東証株価指数(TOPIX)は4.19ポイント高の1648.35と小幅の上昇にとどまった。
 
東証1部の出来高は6億8034万株、売買代金は1兆1781億円。騰落銘柄数は値上がり1289銘柄、値下がり724銘柄、変わらず99銘柄。
 


業種別株価指数(33業種)では、海運業、情報・通信業、医薬品の上昇が目立つ一方、空運業、輸送用機器、鉄鋼などが下落した。
 
個別では、任天堂が堅調、ファーストリテイリング、ユニー・ファミリーマートホールディングスも買われた。ソニーが堅調、花王やKDDI、リクルートが買われた。主力製品で後発薬メーカーと特許訴訟で和解したと発表した大日本住友が年初来高値を更新した。北の達人コーポレーション、インターネットイニシアティブも値を飛ばした。
 
半面、トヨタ自動車など自動車株が軟調、日立製作所も売りに押された。ヤマハやセコムは下落した。三菱UFJと第一生命HDも軟調だった。ティアが急落、サムティ、ノーリツ鋼機、シスメックスなども安い。
 
 
東証2部株価指数は前日比31.09ポイント高の7176.59ポイントと続伸した。
出来高5257万株。値上がり銘柄数は234、値下がり銘柄数は164となった。
 
個別では、ダイヤモンドエレクトリックホールディングスがストップ高。JFEシステムズ、キクカワエンタープライズ、パルステック工業、ジョリーパスタなど5銘柄は年初来高値を更新。アイケイ、TBグループ、相模ゴム工業、大興電子通信、パスが買われた。
 
一方、バイク王&カンパニー、川口化学工業、JFEコンテイナー、宇野澤組鐵工所、ぷらっとホームなど7銘柄が年初来安値を更新。トーヨーアサノ、櫻島埠頭、三精テクノロジーズ、プレミアムウォーターホールディングス、アヲハタが売られた。
 
 

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