193円高、雇用統計受けた米株高で

【寄り付き概況】

週明け4日の東京株式市場は買い先行、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比193円74銭高の2万2365円09銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、16.60ポイント高の1765.77で始まった。
 
前週末の米国株市場ではNYダウが200ドルを超える上昇、ナスダック指数も100ポイント超の上昇と上値指向を強めた。
注目された米5月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が22万3000人増とコンセンサスを上回り、失業率も18年ぶりの水準に低下、一方賃金の伸び率は緩やかで、低金利下の景気拡大という好環境が継続するとの見方が強まり、相場を押し上げている。
このリスクオンの流れが東京市場にも波及している。
 
外国為替市場では足もと1ドル=109円台半ばの推移と円安水準でもみ合っていることもあり、輸出主力株中心に買い意欲が強い。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、30業種が高く、値上がり上位に鉄鋼、紙パルプ、機械、ガラス土石、非鉄など。
 
 
個別では、トヨタが買われ、ホンダ、ブリヂストン、村田製、ソニーが上げ、キーエンスはしっかり。三菱UFJ、三井住友が高く、ソフトバンクGがにぎわい、武田は小幅高となっている。
半面、任天堂の売りが厚く、マネックスGは小幅安。アステラス薬が小安く、ポーラオルHDは軟調。レオパレス21は売られている。
 
 
225先物は、モルスタ・クレディ・アムロ・メリル・パリバ・日興が買い越し。
GS・バークレイズ・大和・UBS・シティ・野村・SBIが売り越し。
TOPIX先物は、ナティクス・GS・UBS・ソジェン・大和が買い越し。
みずほ・ドイツ・メリル・クレディ・JP・野村が売り越し。
 
外資系等は、味(2802)、良品計画(7453)、ハウス食(2810)、トヨタ(7203)、グンゼ(3002)、近鉄エクス(9375)、寿(2222)、神戸天然(6568)、物産(8031)に注目。
 
テクニカル的には、アイケイケイ(2198)、ファンコミ(2461)、インフォマート(2492)、伊藤園(2593)、スタートト(3092)、ヨシックス(3221)、日商開発(3252)、モバファク(3912)、オロ(3983)、ITFOR(4743)、Dガレ(4819)、巴工業(6309)、月島機(6332)、FPG(7148)、アルヒ(7198)、内田洋行(8057)、カチタス(8919)、小田急(9007)、ヤマト(9064)、日通信(9424)、レノバ(9519)、元気寿司(9828)が動兆。

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