193円安スタート、米株安引き継ぐ

【寄り付き概況】

4日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比193円07銭安の2万3186円74銭。米中協議の長期化懸念を背景に前日の米株式相場が下落した流れで日本株にも売りが先行している。
 
前日の米国株市場では、トランプ米大統領の発言を受けて米中間の交渉が長引くことへの懸念が台頭、12月15日に予定される対中制裁関税の引き上げが回避できない可能性が意識されるなか大きく値を下げる展開を余儀なくされた。このリスクオフの流れが東京株式市場にも波及している。
 
外国為替市場では一時1ドル=108円50銭前後までドル安・円高が進行、これも嫌気される形で主力株中心に下値を探る展開を強いられている。
 
一方、下値では日銀のETF買いが想定され、個人投資家の押し目買いなども背景に、売り一巡後は下げ渋るケースも考えられる。
きょう前場取引時間中に予定される財新中国非製造業PMIの発表があり、この結果と中国株の動向に全体指数が左右される可能性もある。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、その他製品、電力ガスを除き安い。値下がりで目立つのは非鉄、石油、証券など。
 
個別では、ソニー、東エレク、アドバンテスが軟調で、SUMCOは反落している。トヨタが、コマツは安い。三菱商、ファーストリテが売られ、資生堂、アステラス薬は値を下げている。三菱UFJ、KDDI、楽天も下落している。
 
半面、ソフトバンクGが底堅く、バンナムHD、花王は堅調。JR東日本、関西電、NTTドコモが強含み、住友不は小反発。富士通は続伸している。

テクニカル的には、安藤ハザマ(1719)、UT(2146)、ベネ・ワン(2412)、パル(2726)、Hamee(3134)、レスター(3156)、イーグランド(3294)、ムゲンエス(3299)、GDO(3319)、クラレ(3405)、アグレ都市(3467)、マツオカ(3611)、TIS(3626)、Vキューブ(3681)、SHIFT(3697)、SI(3826)、ビーグリー(3981)、ジャストシス(4686)、モリ工業(5464)、邦チタ(5727)、シグマクシス(6088)、エスクロー(6093)、日進工具(6157)、ASB機械(6284)、荏原実業(6328)、サムコ(6387)、ミネベア(6479)、東京計器(7721)、シード(7743)、ニホンフラッシュ(7820)、忠(8001)、紅(8002)、豊田通商(8015)、ルック(8029)、山善(8051)、ユニチャーム(8113)、三信電(8150)、静銀(8355)、四国銀(8387)、東センリ(8439)、SOMPO(8630)、海上(8766)、ヤマト(9064)、総メディ(9277)、ビジョン(9416)、カドカワ(9468)、Jパワー(9513)、EFーON(9514)、静ガス(9543)、DTS(9682)、丹青社(9743)、因幡電産(9934)、ジェコス(9991)が動兆。
 

 

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