19円安 反落スタート、売り買い交錯

【寄り付き概況】

28日の日経平均株価は、前日比19円96銭安の2万1536円55銭と小幅に反落してスタート。
前日のNYダウが軟調で、ナスダック総合指数は小幅プラスだったものの目先上昇一服感があり、これを受けて東京株式市場も上値の重い展開となっている。
一方、FOMC議事要旨に沿った内容とはいえ、パウエルFRB議長が下院の議会証言でバランスシートの縮小を年内に終了する方向を明示したことは株価の下支え材料となる。
 
また、米長期金利の上昇を受け外国為替市場ではドルが買われ、一時1ドル=111円台に入る円安に振れていることも主力株中心にポジティブに働く。上値を買い進む材料にも乏しく、日経平均は比較的狭いゾーンでのもみ合いが想定される。
 
経済産業省が取引開始前に発表した1月鉱工業生産指数(速報)は、前月比3.7%低下し市場予想平均の同2.5%低下を下回った。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、10業種が高く、値上がり上位に鉱業、水産、保険など。一方、値下がりで目立つのは不動産、ゴム製品、輸送用機器など。
 
 
個別では、武田、花王が軟調で、資生堂が売られ、ソフトバンクG、ファーストリテは甘い。レオパレス21が小幅に反落し、大東建託は大幅安。三菱UFJはさえない。トヨタ、キーエンスが続落し、東エレク、SUMCOが値を下げ、任天堂も下落している。
 
半面、ソニーが締まり、三菱重は小幅高。国際帝石、出光興産は堅調。リクルートHDが値を上げ、ネクソンは大幅高となっている。

 
225先物は、バークレイズ・ソジェン・SBI・GS・クレディが買い越し。
アムロ・HSBC・UBS・野村・メリルが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・バークレイズ・ソジェン・ドイツ・パリバが買い越し。
シティ・野村・大和・みずほ・JPが売り越し。
 
テクニカル的には、NIPPO(1881)、協和エクシオ(1951)、三機工(1961)、デジア(2326)、三交(1961)、電算シ(3630)、エイチーム(3662)、メディアドゥ(3678)、テクマト(3762)、ミライアル(4238)、C&R(4763)、電気興(6706)、アンリツ(6754)、マツダ(7261)、京阪(9045)、丸和運輸(9090)、ドコモ(9437)、MTI(9438)、NSD(9759)、オートバ(9832)、バロー(9956)が動兆。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次