187円安、軟調 米株安を嫌気

【寄り付き概況】

28日の日経平均株価は、前日比187円41銭安の2万1191円32銭と続落してスタート。
前日の米国株式市場は、米10年債利回り低下に伴う長短金利の逆ザヤ拡大を受け、先行き景気への警戒感からNYダウ、ナスダックともに反落した。
また、英国でのEU離脱を巡る紛糾も買い手控え材料となっている。
 
外国為替市場では1ドル=110円台半ばの推移と円高には歯止めがかかっているが、日米金利差拡大思惑の後退からドル売り・円買いに対する警戒感もくすぶっている。
新興国経済に対する不透明感も意識されるなか、取引時間中は中国株をはじめアジア株市場の動向にも神経質な展開を強いられそうだ。
 
財務省が取引開始前に発表した、17-23日の対外対内証券売買契約によると、非居住者の株式取引は1兆903億円と大幅な処分超が続き、8週連続で処分超となった。
 
寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面安で、値下がりで特に目立つのは石油、海運、電気機器など。
 
個別では、トヨタがさえない。任天堂、ソニーが売られ、キーエンス、東エレクも安い。武田、塩野義の下げがきつい。ソフトバンクGが値を下げ、ファーストリテは弱含み。三菱UFJ、三井住友が軟調となっている。
半面、日水が堅調。カドカワもしっかり。TATERUが値を上げている。

 
225先物は、みずほ・三菱・JP・アムロ・シティ・GSが買い越し。
野村・ドイツ・メリル・モルスタ・バークレイズ・クレディ・ソジェンが売り越し。
TOPIX先物は野村・ドイツ・三菱・みずほ・JP大和・日興が買い越し。
メリル・ソジェン・パリバ・バークレイズが売り越し。
 
テクニカル的には、協和エク(1951)、パソナ(2168)、SMS(2175)、BBT(2464)、アダストリア(2685)、フジオフード(2752)、ウインパートナ(3183)、あさひ(3333)、GMOPG(3769)、オープンドア(3926)、オロ(3983)、小林製薬(4967)、大和工(5444)、上組(9364)、アイネス(9742)、アークランド(9842)、イエロハ(9882)が動兆。

 

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