18日 米国▪︎欧州株式概況

〔米株式〕ダウ3日続伸、129ドル高=経済指標を好感

18日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸し、終値は前日比129ドル47セント高の4万9662ドル66セントだった。エヌビディアやアマゾン・ドット・コムといった巨大ハイテク株に買いが入った。金融株などの上昇も指数を支えた。

エヌビディアが上昇した。17日夕にメタプラットフォームズと人工知能(AI)インフラ構築で提携したと発表し、材料視された。アマゾンも高かった。著名投資家のビル・アックマン氏率いるヘッジファンドが17日の米証券取引委員会(SEC)への届け出で2025年10〜12月期に株式を大幅に買い増していたことが分かった。

AIがソフトウエアの事業モデルを揺るがしかねないとの懸念やAI投資の収益性を巡る不透明感などから売られてきた大型テック株の一部に買いが入り、投資家心理の改善につながった。AIが業務を代替するとの懸念から幅広い銘柄に売りが広がっていたが、18日は金融や消費関連などに買いが入った。

朝方発表された昨年12月の米耐久財受注額と今年1月の米鉱工業生産指数は米景気の底堅さを示す内容。市場で買いが先行し、ダウ平均の上げ幅は一時300ドルを超えた。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した1月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、一部参加者が利上げの可能性に言及していたことが分かると、取引終盤にかけて上げ幅を縮小した。
市場関係者からは議事要旨について「利上げの必要性について話し合われていたのは意外感があった」との感想が聞かれた。一方、利下げと利上げの「両にらみ」を求める意見に関し「それほど重要な議論ではない」との見方も出ている。

米ニュースサイトのアクシオスは18日、米政権がイランへの大規模な軍事行動に近く踏み切る可能性があると伝えた。イラン情勢を巡る不透明感を背景に米原油先物相場が大幅に上昇し、地政学リスクは投資家心理の重荷となった。

ダウ平均の構成銘柄ではゴールドマン・サックスやウォルト・ディズニーが上昇した。セールスフォースやシェブロンも買われた。一方、スリーエム(3M)やプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、ウォルマートは下落した。

ナスダック総合株価指数は続伸した。終値は前日比175.251ポイント高の2万2753.635だった。アナリストが投資判断を引き上げたデータ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズが上昇した。

〔ロンドン株18日 続伸〕

18日の英FTSE100種総合株価指数は4日続伸した。終値は前日比130.01ポイント高の1万0686.18と連日で最高値を更新した。取引時間中には初めて1万0700台に乗せる場面があった。業績の安心感から鉱業株が買われ、指数をけん引した。

鉱業株では、2025年12月期通期の売上高が市場予想を上回ったグレンコアも上げた。18日に25年12月期通期決算を公表した英BAEシステムズなど防衛・航空関連のほか石油、銀行株も上げた。一方で公益株や不動産投資信託(REIT)は売りが優勢だった。  

FTSEの構成銘柄では、金融機関が目標株価を引き上げた産銅大手アントファガスタが10.59%高と急伸し、産金大手フレスニロが4.77%高、鉱業大手アングロ・アメリカンが4.63%高で続いた。
一方、通信大手BTは2.45%安、送電大手ナショナル・グリッドは2.03%安、酒造大手ディアジオは1.95%安となった。

〔ドイツ株18日 続伸〕

18日のドイツ株価指数(DAX)は続伸し、前日比279.81ポイント高の2万5278.21で終えた。業績への期待から英国市場で防衛・航空関連が買われ、ドイツのラインメタルなど独仏の防衛関連にも買いが優勢となった。

18日の米国株市場で主要な株価指数が上昇して始まったのも、投資家心理を支えた。ソフトウエアの独SAPや銀行、自動車株に買いが入った。前日に上昇が目立った医薬・農薬大手バイエルが下落。化学関連の銘柄が下げた。

DAXでは、防衛大手ラインメタルが5.12%高、セメント大手ハイデルベルク・マテリアルズが4.64%高、総合電機大手シーメンスが3.84%高と買われた。半面、製薬大手バイエルは7.11%安、化学品商社ブレンタークは4.70%安、通信大手ドイツテレコムは2.97%安と下げた。

欧州株式市場でフランスの株価指数CAC40は3日続伸した。終値は前日比0.80%高の8429.03と1月9日以来、約1カ月ぶりに最高値を更新した。欧州主要600社の株価指数であるストックス600も上昇し、終値は628.69と5営業日ぶりに最高値を更新した。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次