177円安 続落スタート、欧米株式急落を嫌気

【寄り付き概況】

26日の東京株式市場は大きく売り優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比177円82銭安の2万2160円33銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、11.00ポイント安の1717.27で始まった。
 
米中間の貿易摩擦問題が一段と警戒されており、前日の米国株市場ではNYダウが一時約500ドルの下げを見せるなど波乱展開となり、大引けも328ドル安と急落、これを受けて東京株式市場でも広範囲にリスク回避の売りがかさんでいる。
トランプ米政権が中国による知的財産権侵害への対策として、中国資本が25%以上の企業を対象に対米投資を制限することを検討していると伝わったことなどが株安の引き金となっている。
 
ただ、外国為替市場では1ドル=109円台後半の推移と、足もとはドルが買い戻されそれほど円高には傾いておらず、輸出株など大きく下値に突っ込む場面では買い戻しや押し目買いが入る可能性もある。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、5業種が高く、値上がりは水産、電力ガス、医薬品、食料品、繊維。一方、値下がりで目立つのは石油、金属製品、証券、海運、ガラス土石など。
 
個別では、トヨタが売られ、日産自、東エレク、キヤノン、ソニーが下押し、SUMCOは続落。ファーストリテが値を下げ、ソフトバンクGは安い。任天堂は弱含み。三菱UFJ、東京海上はさえない。住友鉱が下落し、JXTGは大幅安になっている。
半面、アステラス薬、マルハニチロが値を上げ、エーザイ、東京ガスは堅調。NTTドコモ、JR西日本、丸井Gが締まり、高島屋は大幅高。
 
225先物は、ソジェン・JP・UBS・三菱・モルスタが買い越し。
野村・クレディ・シティ・メリル・みずほが売り越し。
TOPIX先物は大和・モルスタ・UBS・パリバが買い越し。
日興・バークレイズ・メリル・野村・アムロが売り越し。
 
テクニカル的には、トラスト・テック(2154)、オプト(2389)、日産化(4021)、大阪曹達(4946)、アース製薬(4985)、Olympic(8289)、東祥(8920)、グルメ杵屋(9850)、サンヨーH(1420)、松井建(1810)、矢作建(1870)、日電設(1950)、日本粉(2001)、JACR(2124)、L&M(2170)、カルビー(2229)、フジッコ(2908)、モノタロウ(3064)、ブロンコB(3091)、日東紡(3110)、稲葉製(3421)、コーエー(3635)、セック(3741)、LINE(3938)、東亜合成(4045)、高圧ガス(4097)、日精化(4362)、日油(4403)、大塚HD(4578)、オカモト(5122)、日山村硝(5210)、黒崎播磨(5352)、タクマ(6013)、リブセンス(6054)、ベクトル(6058)、ヨーカネツ(6369)、アネスト岩田(6381)、福島工業(6420)、東光高岳(6617)、ホーチキ(6745)、佐藤商(8065)、イズミ(8273)、フジ(8278)、建設技研(9621)、ミスミ(9962)が動兆。
 

 

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