171円高、円安を支援材料に大幅続伸

【寄り付き概況】

30日の日経平均株価は、前日比171円96銭高の2万3020円18銭と8日続伸してスタート。
東証株価指数(TOPIX)は、9.59ポイント高の1749.19で始まった。
日経平均は前日まで7日続伸と一方通行の上昇で、目先利益確定売りも意識されるところだが、足もとはリスクオンの流れが続いている。
 
NYダウが4日続伸し、ナスダック総合指数は4日連続で史上最高値を更新するなど、堅調な展開が続いた。米国株高を背景に、足元での好地合いもあり、買いが先行したようだ。
 
外国為替市場で1ドル=111円台後半と円安に振れていることも支援材料。ただし、2万3000円近辺は戻り売り圧力の強い水準で、市場エネルギー不足のなかでここを明確に上抜けるかどうかが焦点となるだろう。
 
取引開始前に財務省が発表した19-25日の対外対内証券売買状況によると、非居住者による株式取引が3349億円の処分超で、5週連続で処分超だった。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中33業種が高く、値上がり上位に石油、鉱業、海運、機械、電気機器、その他製品など。
 
個別では、任天堂が堅調。ソニー、キーエンス、ファナックもしっかり。トヨタ、コマツは強含み。ファーストリテが値を上げている。三菱UFJ、みずほFGは小幅高となっている。
半面、スルガ銀が軟調。KDDI、NTTは弱含み。スズキがさえない。JTは小幅安。
 
225先物は、メリル・ドイツ・HSBC・アムロ・ソジェン・GSが買い越し。
バークレイズ・JP・野村・みすほ・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・メリル・みずほが買い越し。
ドイツ・三菱・野村が売り越し。
 
外資系等は、ノーリツ鋼機(7744)、ユニチャーム(8113)、大塚HD(4578)、澤井製薬(4555)、カーボン(5302)、コムチュア(3844)、エレコム(6750)、ISID(4812)、横川電(6841)、いすゞ(7202)、ヤクルト(2267)、キリン(2503)、JT(2914)に注目。
 
テクニカル的には、JBR(2453)、ユニチカ(3103)、マクニカ富士(3132)、昭和電工(4004)、日化薬(4272)、ソースネク(4344)、ゼリア(4559)、カーボン(5302)、古河機(5715)、住電工(5802)、タクマ(6013)、鎌倉新書(6184)、住友精(6355)、加藤製(6390)、OKI(6703)、富士通セネ(6755)、スミダ(6817)、東海理化(6995)、FCC(7296)、ニコン(7731)、日エスコン(8892)、三菱倉(9301)、三井倉(9302)、ゼンリン(9474)、SCSK(9719)、福井コン(9790)、トラストナカヤマ(9830)、JBCC(9889)が動兆。

 

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