【寄り付き概況】
27日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比170円36銭安の2万2255円83銭。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均は自律反発狙いの買いで一時、400ドルを超す上げとなったが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を警戒した売りで下げに転じるなど荒い動きとなった。
投資家のリスク回避姿勢は継続しており、幅広い業種で売りが先行している。
外国為替市場では1ドル=110円40銭近辺で落ち着いた動きをみせているものの、きょうもアジア株市場を横にらみに不安定な展開を強いられそうだ。ただ、日経平均は目先突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いも入りやすい水準で売り一巡後は下げ渋る可能性もある。
寄り付き時点で業種別では33業種中、精密機器を除きほぼ全面安、値下がりで特に目立つのは鉱業、非鉄、海運、ガラス土石など。
個別では、トヨタ、ソニー、アドバンテス、国際石開帝石や日揮HDも安い。パナソニック、7&iHDは軟調。新生銀が大幅安。SUMCOと太陽誘電が売られている。
半面、荏原、月島機、ピーシーエーが堅調。オリンパスは上昇。セコムが高く、日本製鉄とクボタが堅調に推移している。
テクニカル的にはスカパー(9412)が動兆。
人気はキョーリン(4569)、フィードフォース(7068)、リアルワールド(3691)、フューチャー(8462)、ハローズ(2742)、キャノン(7751)、ニューテック(6734)、オイシックス(3182)、ソレキア(9867)、ザイン(6769)、ミスホメディ(4595)、サニックス(4651)、シンバイオ(4582)、イズミ(8273)、イーエム(4820)。
