17日 米国▪︎欧州株式概況

〔米株式〕ダウ小幅続伸、32ドル高=ナスダックも高い

17日のNYダウ工業株30種平均は続伸し、終値は前週末比32ドル26セント高の4万9533ドル19セントだった。

市場関係者は米連邦準備制度理事会(FRB)の今後の金融政策方針を見極めるため、18日公表される1月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨などに注目しており、この日は様子見ムードも強かった。20日には昨年12月の個人消費支出(PCE)物価指数や10~12月期の実質GDP(国内総生産)速報値が発表される。

米国とイランの核問題に関する協議が進展しているとの観測が投資家心理を支えた。金融株の上昇が目立った。

米国とイランは17日、スイスで核問題について協議した。イランのアラグチ外相は両国が主要な指針について大枠で合意に達したと述べたと、ロイター通信が同日報じた。中東の地政学リスクが低下しているとの見方から米原油先物相場が下落した。

市場では、「S&P500種株価指数が26週移動平均近辺で下げ止まっており、見直し買いが入りやすい」との指摘があった。

半面、ダウ平均は下げる場面があった。人工知能(AI)開発新興のアンソロピックは17日、新しいAIモデル「クロードソネット4.6」の提供を始めたと発表した。ソフトウエア事業への逆風になるとの見方からセールスフォースやマイクロソフトが下落した。

そのほかのダウ平均の構成銘柄では、アップルやアメリカン・エキスプレス、エヌビディアが上昇した。ナイキやビザも上げた。半面、ウォルマートやIBMが下落した。

ナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反発した。終値は前週末比31.713ポイント高の2万2578.384だった。ブロードコムやデータ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズが上昇した。

〔ロンドン株17日 続伸〕

17日の英FTSE100種総合株価指数は3日続伸し、前日比82.48ポイント高の1万0556.17で終えた。前日に続き、最高値を更新した。

米株式市場で、ソフトウエア関連を含むハイテク株で神経質な動きが続いている。投資家の根強い警戒感を反映し、英国では製薬やたばこ、日用品といった消費財などのディフェンシブ銘柄を中心に買われた。人工知能(AI)が既存事業にとって代わるとの懸念から下げていた情報関連サービスのRELXなどに値ごろ感からの買いが入ったことも、指数の支えとなった。

17日発表の英労働統計をきっかけに、英国で3月にも再利下げが決まるとの観測が強まった。英長期金利の低下を背景に不動産関連が上昇。半面、鉱業株には利益確定などを目的とした売りが出た。

FTSEの構成銘柄では、飲料大手コカ・コーラ・ユーロパシフィック・パートナーズが3.50%高、住宅大手バラット・レッドローが3.13%高、通信大手エアテル・アフリカが3.09%高と上昇。一方、産金大手エンデバー・マイニングは3.76%安、産銅大手アントファガスタは3.44%安、エンジニアリング会社ウィアーグループは2.28%安と売られた。

〔ドイツ株17日 反発〕

17日のドイツ株価指数(DAX)は反発し、前日比197.49ポイント高の2万4998.40で終えた。午後に医薬・農薬大手バイエルの株が大幅に上昇し、指数を押し上げた。

バイエルの除草剤の発がん性を巡る米国での訴訟について、そのすべてをカバーする和解案を同社が提示したことが買い材料だった。訴訟関連の引当金を積み増すが、訴訟が長期化するとの懸念が後退し、バイエル株は前日比7%高で終えた。

不動産株も上昇した。英国で早期の利下げがありうるとの観測から英不動産関連の銘柄に買いが入った。他方、独シーメンス・エナジーや防衛大手の独ラインメタルが下げた。

DAXでは、製薬大手バイエルが7.35%高、不動産大手ボノビアが3.82%高、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが3.16%高と相場をけん引。半面、商用車大手ダイムラー・トラックは1.94%安、エネルギー大手シーメンス・エナジーは1.44%安、自動車部品大手コンチネンタルは0.92%安で取引を終えた。

欧州株式市場でフランスの株価指数CAC40は続伸し、前日比0.54%高で終えた。

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