手掛かり材料難のなか、こう着感が強まり様子見ムードが広がった。
5日線レベルでの攻防となった。本日一目均衡表の雲を下抜けする展開となった。
週足チャートの基準線、月足チャートの転換線は全く同値の1万9271円となっており、ここが下値の目処として意識される。
一方で、5日移動平均線は下値のサポートに回っているが、25日線は75日線を下抜く手前まで迫っており調整含みの展開が示唆されている。
18日の東京株式市場は、手掛かり材料難や週末要因から、引き続き模様眺めムードとなりそうだ。
日経平均は足元で弱含みの展開となっているが、中小型株のなかには連日で年初来高値を更新している銘柄もある。目先は、新興市場や中小型株優位の展開が続くと予想する。
ただ、来週はお盆休み明けで国内機関投資家も動きが出てくるとみられ、主力銘柄に物色がシフトしてくる可能性もある。
また、米国防総省は米軍と韓国軍が定例の合同軍事演習を21日から実施するため準備を進めていることを明らかにしている。北朝鮮の反発が警戒されるなか、オーバーウィークのポジションは取りづらく、中小型株についても、利益確定の流れが出やすいだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(17日現在)
20267.39 ボリンジャー:+2σ(25日)
20118.08 ボリンジャー:+1σ(13週)
20110.06 ボリンジャー:+1σ(25日)
20084.10 ボリンジャー:+1σ(26週)
20049.17 均衡表雲上限(日足)
19959.92 13週移動平均線
19952.72 25日移動平均線
19918.97 75日移動平均線
19902.30 均衡表転換線(週足)
19883.52 新値三本足陽転値
19843.68 均衡表基準線(日足)
19801.76 ボリンジャー:-1σ(13週)
19795.38 ボリンジャー:-1σ(25日)
19786.19 均衡表転換線(日足)
19731.37 均衡表雲下限(日足)
19702.63 ★日経平均株価17日終値
19698.46 6日移動平均線
19643.60 ボリンジャー:-2σ(13週)
19638.04 ボリンジャー:-2σ(25日)
19587.22 26週移動平均線
19485.44 ボリンジャー:-3σ(13週)
19480.70 ボリンジャー:-3σ(25日)
19271.40 均衡表基準線(週足)
19235.88 200日移動平均線
19090.35 ボリンジャー:-1σ(26週)
一目均衡表では雲下限での攻防となる中、若干雲下限を下回りつつある。また、転換線、基準線が上値抵抗として意識されている。
雲下限はしばらく1万9730円辺りで推移した後に来週には1万9830円辺りまで切り上がりをみせてくる。これに沿ったリバウンドをみせられるかが注目され、これを割り込むようだと、改めて下値を探る相場展開が意識されてくる。
一方で雲下限での底固めが見られてくるようだと、2万円処で横ばい推移する雲上限を意識したトレンド形成が期待されそうだ。その他、週間形状では26週線レベルでの攻防をみせており、踏ん張り処である。
東証主体別売買動向・8月第2週、外国人は2746億円と3週連続売り越し
東京証券取引所が17日発表した8月第2週(7~10日)の投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場、1、2部など)は、海外投資家が2746億7211万円と3週連続の売り越しとなった。前週は295億1355万円の売り越しだった。
個人投資家は443億8173円と2週ぶりの買い越しだった。信託銀行は265億1000万円と3週ぶりの買い越し。事業法人は470億3544万円と6週連続の買い越しとなった。
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