【寄り付き概況】
10日の日経平均株価は前日比17円18銭安の2万3832円81銭で寄り付いた。
きのう3連騰(合計1085円高)した反動で利益確定売りが先行している。
ただ、出遅れた向きの押し目買い意欲は強く、前場安いケースでは日銀のETF買いなども入る可能性があり、下値抵抗力も発揮しそうだ。
9日のNYダウが反発し2日ぶりに史上最高値を更新。ナスダック総合指数が6日連続で史上最高値を塗り替えた。世界的な株高を受け買いが先行。米10年物国債の金利が上昇(価格は下落)し、利ザヤの拡大期待から金融株が買われた。また、法人減税による業績への期待感も、株価を押し上げたとみられる。リスクオンが継続している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、18業種が高い。値上がり上位に保険、銀行、鉱業、輸送用機器、倉庫、水産など。値下がりで目立つのは空運、非鉄、化学、電気機器など。
個別では、三井住友、三菱UFJの大手銀行株や、東京海上、第一生命の保険株が買われている。ニトリHDが続伸し、ファーストリテ、サカタタネ、JXTG、国際帝石、トヨタ、ホンダの自動車株やファナックも値を上げている。
半面、ソニー、東エレクが売られ、日本電産、JFE、住友鉱は軟調。菱地所がさえず、大東建託、ソフトバンクG、JT、花王も下落している。
外資系等は、全国保証(7164)、ストライク(6196)、トラスコ中山(9830)、大和ハウス(1925)、積ハ(1928)、アイスタイル(3660)、アドバンテスト(6857)に注目。
225先物はアムロ・SBI・みずほ・大和・GS・UBSが買い越し。
パリバ・野村・クレディ・ドイツ・モルスタ・メリル・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・三菱・HSBC・JPが買い越し。
モルスタ・日興・ドイツ・野村・パリバ・GSが売り越し。
テクニカル的には、PS三菱(1871)、東亜建(1885)、ライト工(1926)、住電設(1949)、コシダカ(2157)、伊藤米久(2296)、エイジア(2352)、ルネサンス(2378)、博報堂(2433)、東エレデバ(2760)、東洋水産(2875)、片倉(3001)、ヒューリック(3003)、アルペン(3028)、モノタロウ(3064)、あい(3076)、ウェルシア(3141)、スター・マイカ(3141)、東レ(3402)、クラレ(3405)、SUMCO(3436)、川田TECH(3443)、バロック(3548)、TIS(3626)、さくら(3778)、gumi(3903)、LINE(3938)、ラサ工(4022)、東亞合成(4045)、信越(4063)、あすか薬(4514)、エーザイ(4523)、日空調(4658)、メック(4971)、JCU(4975)、浜ゴム(5101)、イソライト(5358)、TYK(5363)、太平金(5541)、DOWA(5714)、アーレスティ(5852)、ソディック(6143)、ディスコ(6146)、一蔵(6186)、ASB機械(6284)、日樹工(6293)、TOWA(6315)、JUKI(6440)、第一精工(6640)、大崎電(6644)、ワコム(6727)、シャープ(6753)、ヨコオ(6800)、ユニデン(6815)、船井電(6839)、堀場(6856)、カシオ(6952)、太陽誘電(6976)、GMB(7214)KYB(7242)、三城(7455)、∨テク(7717)、東京精(7729)、河合楽(7952)、ピジョン(7956)、コクヨ(7984)、東エレ(8035)、イオン(8267)、ヤオコー(8279)、ケーズ(8282)、八十ニ(8359)、南都(8367)、四銀(8387)、アジア投資(8518)、ジャックス(8584)、丸三(8613)、地所(8802)、平和不(8803)、イオンモ(8905)、グランディ(8999)、小田急(9007)、京王(9008)、JR東海(9022)、近鉄(9041)、京阪(9045)、セイノー(9076)、GMO(9449)、日管財(9728)、丸紅リ(9763)、JBCC(9889)、北沢産(9930)、バロー(9956)が動兆。
